- Salesforceから添付ファイルをエクスポートする理由
- Salesforceのデータエクスポートとは
- Data Loaderを使用してSalesforceから添付ファイルをエクスポートするには
- Integrate.ioのSalesforceデータへの対応について
Salesforceは、市場シェア24%という圧倒的な数字を誇る世界一のCRM(顧客関係管理)ソリューション・プロバイダーです。「Customer 360」というソフトウェアは、企業が顧客全員を包括的かつパノラマ的に把握することを可能にしています。
Salesforceのプラットフォーム(通称 SFDC)では、膨大な種類の特徴と機能からニーズに最適なものを選ぶことができ、豊富なデータを実用的に活用できるようになります。
これまでの記事で、『SalesforceのETLパイプラインの作成方法』などについてチュートリアルを行ってきました。ETLワークフローには、企業データの抽出、変換、格納という3つのステップが含まれます。これらの情報が一元管理されたデータウェアハウスに格納されると、データ主導型の意思決定を可能にします。(インサイトの提供・分析、美しいダッシュボードやビジュアライゼーションの構築ができます。)
本記事では、SalesforceのETLの範囲を絞り込み、CDC(Change Data Capture)とData Loaderを使ったSalesforceからの添付ファイルのエクスポートについてご説明致します!
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Salesforceから添付ファイルをエクスポートする理由
Salesforceがそんなに素晴らしいものなら、なぜデータをSalesforceから出したいと思うのでしょうか。
それは、どんな人でも(Salesforceのデベロッパーから非技術的なエンドユーザーまでSalesforceのプラットフォームを使っている人にいたるまで)目的に応じてデータを共有しなければならない時があるからです。
Salesforceから添付ファイルをエクスポートする具体的な理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 社内でデータの共有: Salesforceからデータをエクスポートするよりも、Salesforceのデータベース内でこのデータにアクセスする方が良いと思われるかもしれません。このデータは可能な限り最新かつ正確に保たれているため、新しい情報を見逃すことはありませんが、Salesforceを使用していない企業の従業員、チーム、および部署では、この代替案は不可能です。代わりにレポートの実行中や特定のプロジェクトで作業しているときに、Salesforceで添付ファイルをエクスポートすることができ、その後、Microsoft Excelなどのソフトウェアや、Microsoft Azure、Oracle、Amazon Web ServicesなどのクラウドプラットフォームにあるSQLデータベースにインポートすることができます。これにより、データベース全体を操作するのではなく、特定のユースケースのためにデータの特定のセグメントを選択したり、ハイライトしたりできます。
- サードパーティとの共同作業:例えば特定のプロジェクトやイニシアチブを業者に委託する時に「業者にSalesforce CRMシステム全体にアクセスさせたくはない」と思うことも正当な理由の 1 つです。ただ、必要な情報のみを提供するのに、Salesforceの特定のレコードをエクスポートして、他のレコードは削除が必要です。
- バックアップ :一部の企業では、データのバックアップを簡単に作成する方法として、Salesforceの添付ファイルのエクスポートを使用することにしています。しかし、必ずしもこの手法に依存する必要はありません。Salesforce AppExchangeにあるサードパーティソリューションなど、より強力で、手作業が少ない方法もあります。詳しくは、Salesforceの"Salesforce データをバックアップするためのベストプラクティス"という記事をご覧ください。
Salesforceのデータエクスポートとは
Salesforce CRMには、人間の許容を有に超える程の膨大な量の情報が蓄積されており、このデータを理解するには、他のソフトウェアやシステムにエクスポートするためのきちんと整った且つ効率的な方法が必要です。そして何より、この方法が自動化されて、人手による作業時間が節約され、ヒューマンエラーの可能性を低減させなければいけません。
Salesforceのデータエクスポートというと、一般的にはSalesforceのエクスポートウィザードを指すことが多いようですが、データをエクスポートする方法には、無料または有料のサードパーティツールなど、他の方法もあります。また、Salesforceのデータエクスポートツールを独自に構築したり、ソフトウェア開発会社に特定のニーズを満たすソリューションをデザインしてもらったりすることもできます。
例えば、Salesforce上にウェビナー参加者リストがあるとします。Salesforceのデータエクスポートを使用してこの参加者リストを作成し、印刷会社に送信すると、会社のロゴ入りギフト (Tシャツ、マグカップ、ノートなど) を作って発送してもらえます。印刷会社はこのファイルを取得して独自のシステムに簡単に読み込めるため、Salesforceのデータを簡単に転送できるのです。
また、Salesforceのデータエクスポート機能は、分析やレポート作成機能にも有効です。Salesforceからの情報は、カンマ区切りのCSVファイルとしてエクスポートされ、様々なデータ分析ソフトに対応できます。
Salesforce のデータエクスポートは手動で実行できますが、Salesforce Data Loaderなどのツールを使用してデータを抽出することもできます (詳細は後述します)。そのため、Salesforceのデータエクスポートは、定期的にスケジュールすることも、1 回だけ手動で実行することもできます。
Data Loaderを使用してSalesforceから添付ファイルをエクスポートするには
Data Loaderは、データを一括でインポートまたはエクスポートするための無料のツールで、Salesforceプラットフォームからソフトウェアのセットアップメニューで利用することができます。ただし、Data Loaderツールには制限があり、多くの企業ではこの制限で十分ですが、それ以上のデータを扱う必要がある場合は、別の方法を探さなければいけません。
いい点としては、Salesforceは、Data Loaderを非常に使いやすいツールに仕上げています。エクスポートするファイルの種類を選択すると、Data Loaderウィザードのユーザーインターフェースが設定プロセスを案内してくれますし、データソースとマッピングするフィールド、そしてインポートとエクスポートが自動的に繰り返されるようにスケジュールを設定することもできます。Salesforce Data Loaderは、バックアップや定期的なデータ交換のスケジュールを設定する場合に最適なオプションです。
Integrate.ioのSalesforceデータへの対応について
データ消費量の少ない企業の多くは、Salesforce Data Loaderなどのソリューションで十分ですが、Data Loaderの限界を超え、Salesforceからデータをエクスポートするのにより強力なソリューションが必要になった場合はどうすればいいのでしょうか。
最善策は、Integrate.ioのような成熟した専用ETLソリューションを選ぶことです。Integrate.ioのプラットフォームはクラウドベースのETLソリューションで、使いやすい直感的なビジュアルインターフェースで、シンプルなデータパイプラインの構築をサポートします。独自の自動ワークフローを作成することで、企業データを効率よく集中型データウェアハウスに転送し、さまざまな場所からのアクセスを可能にできます。
Integrate.ioは、ノーコードでのドラッグ&ドロップ機能があり、技術経験のないユーザーでも、独自のデータパイプラインを素早く構築でき、データのクリーニングや重複の除去からデータセットの結合や検証まで、事前に組み込まれたデータ変換が多数含まれています。このプラットフォームは、コンプライアンスのベストプラクティスを遵守しており、規制要件を常に満たしています。
さらにには、Salesforceを含む140以上の組み込み済みのコネクタと統合機能があり、すぐに利用開始できます。Salesforce Bulk APIをサポートしているので、ETLプロセスのエクスポート段階でこの機能を簡単にご使用いただけます。Integrate.ioでは、Salesforceとの連携に豊富な経験を持ち、お客様がCRMを最大限に活用できるようお手伝いしていますし、Salesforce用の既成の統合がデザインされています。既成概念にとらわれず、Salesforceを効率よく活用するためのソリューションが見つからない場合は、ぜひ弊社にご相談ください。お客様のエクスペリエンスを一新する最適な統合のご提案だけでなく、お客様のご利用におけるあらゆる側面をマスターするために必要なサポートをお届け致します。
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