SFTP(セキュアファイル転送プロトコル)で、リモートサーバー、クラウドストレージプラットフォーム、その他のネットワークデバイスなどのシステムへの安全なファイル転送ができ、今日のデータ主導の世界では、多くの組織が重要なデータを保護するために安全なファイル転送に頼り続けています。

ただし、SFTP ソリューションがいかに効果的かつ安全にデータを転送するかは、SFTP 用に選択するホストによります。そこで、本記事で SFTP ホスティングの基本とベンダーの選び方について見ていきましょう。

でもその前に、SFTP ホスティングガイドの主なポイントを見てみましょう:

  • SFTP は、システムとの間でデータを安全に送受信する方法を提供する、ファイル転送プロトコルである。
  • SFTP プロトコルのホストは、SFTP で送信されたファイルを管理および保存するためのリモートサーバーとして機能する。
  • SFTP ホストの第一線だと、AES(高度暗号化技術)のような暗号化アルゴリズムを使用して、静止状態のデータを保護する。
  • 高品質の SFTP ホストは、可用性が高く、ダウンタイムを最小限に抑える。
  • データ転送のニーズに対応するのに十分なストレージ容量と帯域幅を提供する SFTP ホストが理想的である。

SFTP(セキュアファイル転送プロトコル)の基本情報

SFTP は、組織内外のシステムからデータを安全に送受信するためのファイル転送プロトコルであり、このソリューションは 、AES(高度暗号化技術)、3DES(トリプル DES)、Blowfish のような、暗号化アルゴリズムを使ってデータを暗号化してから送信する SSH(セキュアシェル)に依存しています。

FTP のような基本的なファイル転送プロトコルとは違い、SFTP は不正アクセスやデータ漏洩のリスク軽減のためにデータを保護するため、より信頼性が高くなり、クロスプラットフォーム転送に対応しているため、さまざまなデバイス間で安全にファイルを転送できます。

また、SFTP はデータの改ざんや紛失のリスクを軽減する強力なセキュリティ対策を提供するソリューションであるため、データの保護および送信に使用する企業が増えています。サイバー脅威を克服し、今日の厳しいデータ保護とコンプライアンス要件を満たすには、このようなレベルのセキュリティが必要なのです。

SFTP ホスティングとは

ホスト SFTP は、SFTP で送信されたファイルを管理および保存するリモートサーバーとして中心的な役割を果たします。そして認証されたユーザーは、暗号化された認証接続を介して、リモートサーバーに保存されたファイルを安全にアップロードやダウンロード、および管理することができます。

​​ホスティングされた SFTP で、インターネット上での保存および転送中のデータが保護されることが保証されます。SFTP ホスティングは、安全なファイル転送のために暗号化および認証された接続を提供するのに SFTP が依存するリモートサーバーを提供するため、非常に重要です。

ホスティング型 SFTP の仕組み

以下に、安全なファイル転送を促進するためにホスト SFTP がどのように機能するかを詳しく挙げましょう:

  • ホスティングプロバイダーは、SFTP に対応するためにリモートサーバーを設定する。その後、接続の受け入れのためにディレクトリのセットアップやファイアウォールの変更が可能。
  • FileZilla や WinSCP などの SFTP クライアントソフトウェアを使って、リモートの SFTP サーバーに接続する。
  • ユーザー名とパスワード、または SFTP サーバーの SSH(セキュアシェル)鍵を入力して、アクセスを認証する。
  • 認証後、サーバー上のファイルを安全にアップロードやダウンロード、および管理できる。
  • SFTP サーバーは、SSH プロトコルで送信されるデータを暗号化する。
  • SFTP サーバーは、アップロードされたファイルを指定されたディレクトリに保存および管理する。

そして、SFTP サーバーに保存されたファイルには、インターネットに接続できる互換性のあるデバイスからアクセスできます。

ホスティング型 SFTP: ベンダーを選択する際に考慮すべき6つの要素

これまで指摘してきたように、プロトコルの効果的な動作は、SFTP がどのようにホスティングされるかに影響されます。なので以下の要素を考慮して、最適なホスティングベンダーを選択しましょう。

1.セキュリティ

SFTP ホストのベンダーにはどのようなセキュリティ設定があるでしょうか?希望するレベルのセキュリティでない SFTP ホストは価値がありません。データの保存および送信時に強力な暗号化を提供するベンダーを選びましょう。

AES(高度暗号化技術)は、第一線のベンダーが静止時の暗号化に使用する、広く使われている強力な暗号化アルゴリズムです。強力な暗号化に加え、ベンダーには、Firewall による保護、定期的なセキュリティ監査、SSH鍵やその他の方法による安全なユーザー認証があるべきです。

2.信頼性

高品質のサービスを提供してきた実績のあるホスト SFTP を選びましょう。ベンダーは、SFTP サーバーに保存されているデータにいつでもアクセスできるように、高可用性と最小限のダウンタイムで定評があるものであるべきです。 サーバーのダウンタイムが最小限に抑えられると、ファイル転送中の送信中断のリスクも軽減されますからね。

3.カスタマーサポート

問題が発生した場合に、すぐに助けが得られるようにすべきです。そのような電話、ライブチャット、メールなどの様々なチャネルを介して、信頼性の高い、24時間365日の顧客サポートを提供しているベンダーを選択しましょう。

4.性能

ベンダーのインフラをチェックし、伝送速度などの性能能力を確認しましょう。また、ベンダーのネットワーク遅延やデータセンターの所在地も確認すべきです。現在地の近くにサーバーを持つベンダーであれば、データ転送速度が速く、低遅延接続の問題を防ぐことができるでしょう。

5.ストレージスペース

ベンダーには、データを保存するのに十分なサーバーのストレージスペースがあるべきであり、組織の成長に合わせてデータストレージのニーズを満たすために拡張できる製品を提供するベンダーが理想的です。

6.帯域幅(バンド幅)

帯域幅が不十分な SFTP サーバーでは、ファイル転送に時間がかかり、効率が悪くなります。特に利用のピーク時には、組織のデータ量を処理するのに十分な帯域幅を持つベンダーを選びましょう。

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