Dataloader.io は、Salesforce にデータを読み込むためのツールとして広く使用されていますが、経験豊富なユーザーでも、特にプラットフォームの限界に達し始めるとエラーに遭遇することがあります。なので、そのようなエラーを理解してその解決方法を知るというのは、データの整合性とワークフローの効率を維持するのには非常に重要です。そこで本記事では、最も一般的な Dataloader.io のエラーとその原因、そしてその解決方法について説明します。尚、ある時点で多くの企業が Dataloader.io の規模を超えてしまうため、Dataloader.io がニーズを満たさなくなった場合のより強固な代替手段である Integrate.io に関する情報も本記事に含まれていることにご注目ください。
Dataloader.io の一般的なエラーとその解決方法
エラー1:行がヘッダーよりも大きくなっています
原因:データフィールドのヘッダがない。
解決策:予期せずデータが含まれている可能性がある外れ値セルなど、各列に対応するヘッダがないかを確認する。
エラー2:オブジェクト ID に対するアクセス権がありません
原因:参照されているレコードまたはオブジェクトへのアクセス権がない。
解決策:バッチサイズを下げて問題のある行を特定する。Salesforce の関連レコードにアクセスして、問題のある行の各 ID を確認する。
エラー3: 値が重複しています
原因:一意のフィールドを重複した値で更新しようとした。
解決策:バッチサイズを下げて問題を特定する。Data Loader 操作でマッピングされたフィールドを確認し、重複する値を調整する。
エラー4:無効なレコードタイプの ID 値
原因:レコードの種類を IDではなく名前で誤って入力している。
解決策:ファイル内のレコードタイプが対応するレコードタイプ ID と一致していることを確認する。
エラー5:java.lang.OutOfMemoryError: Java ヒープの容量
原因:ローカルマシンの Java メモリの枯渇。
解決策:Java のヒープ領域の管理に関するドキュメントを参照する。
エラー6:所有者 ID: 不正な種別の ID 値
原因:レコード所有者または関連レコードの検索フィールドの ID タイプが正しくない。
解決策:誤った ID を適切なオブジェクトの正しいレコード ID に置き換える。
エラー7:System.Exception: SOQL クエリが多すぎます
原因:トリガーまたは大きなバッチサイズによる Apex ガバナー制限の超過。
解決策:バッチサイズを小さくし、デベロッパーと相談して Apex コードを最適化する。
エラー8:バッチエラーのため処理されませんでした : 無効なバッチ
原因:「Use Bulk API(Bulk API の使用)」 機能の競合。
解決策:少なくとも1つのフィールドが正しくマッピングされていることを確認する。
エラー9:単にレコードを挿入するだけの場合は、名前列で対応付けてください
原因:CSV ファイルに 「名前」のフィールドがない。
解決策:各レコードのファイルに「名前」列を含め、マッピングする。
エラー10:CSV ファイル形式が無効です
原因:カンマ区切りとタブ区切りの非互換性。
解決策:問題のあるセルを引用符で囲み、区切り文字が一貫して使用されるようにファイルを編集する。
エラー11:無効な数値
原因:インポートファイルの数字の書式が正しくない。
解決策:ファイル内の数字フィールドからカンマを取り除く。
エラー12:グループメンバーの操作はすでに進行中です
原因:ユーザーロール情報の同時更新。
解決策:競合を避けるため、更新を行う前に共有ルールの計算を一時停止する。
エラー13:AccountAfterInsert: AfterUpdate が実行されました
原因:Account オブジェクトの有効なトリガー。
解決策:デベロッパーと協力して Apex コードを最適化し、一時的な修正としてバッチサイズを縮小する。
エラー14:操作はこのユーザ種別では無効です
原因:アクティブ(有効)でないユーザーにタスクを割り当てようとした。
解決策:ユーザーのステータスを確認し、割り当て前にアクティブであることを確認する。
Integrate.io を代替案として検討する理由
Dataloader.io は、Salesforce への基本的なファイルアップロードには効果的なツールですが、複雑なデータ統合や変換のニーズに対応する際には、その限界が明るみになります。Integrate.io だと、Salesforce にデータを準備して読み込むための、パワフルでユーザーに優しいプラットフォームがあり、Integrate.ioを使うことで、企業は以下のことができるようになります:
- あらゆるソース(ファイル、API、データベース、SaaSアプリケーション)から Salesforce へデータを読み込む。
- Salesforce に読み込む前に、220以上のローコード変換関数を使ってデータを変換、標準化、クリーン化する。
- データパイプラインを5分ごとから必要な頻度で実行するようスケジュールする。
- Salesforce 以外の幅広いデータソースや送信先とシームレスに統合する。
- 複雑なデータワークフローを自動化することで、大規模なコーディングがいらなくなり、それによってエラーのリスクが低減する。
- データのニーズとともに成長するスケーラブルなクラウドベースのプラットフォームを使う。
- 強固なエラー処理メカニズムにより、問題の迅速な特定と解決がしやすくなる。
結論を言うと、Dataloader.io は基本的な Salesforce のデータアップロードのための貴重なツールとして機能しますが、より複雑なデータ課題に直面している企業やデータプロセスを効率化しようとしている企業は、Integrate.io がより適切なソリューションであると感じるかもしれません。そして、Integrate.io のプラットフォームついて、最近使い始めた顧客によって「Integrate.io は、Dataloader.io では不十分で、MuleSoft では多すぎる場合に最適です。」と完璧に言い当てられています。 - 当社はまさに「痒いところに手が届く」位置にあるのです。
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