特にビジネスのデジタル化が進む中、2022年にはSaaS(Software as a Service)ツールがこれまで以上に欠かせないものとなっており、現在の予測では、世界のSaaS市場は2022年に21.7%の成長を遂げるとされています。SaaS又はサービスとしてのソフトウェアとは、ホスティングされたソリューションであり、ITサポートが標準装備され、メンテナンスが少なく、社内のコーディング専門家に対する要件が少ないということです。これは、予算的に社内に大規模なITチームを持てない企業にとっては理想的です。
クラウドベースのデジタルツールが、eコマースビジネスの複雑さを軽減する効果的な方法であることは明らかです。ここでは、ビジネスモデルのタイプに関わらず、ネット販売を実現するために必要な、3つのメジャーなeコマース製品をご紹介します。
本題に入る前に以5つのキーポイントを見ていきましょう:
- eコマースプラットフォームは、企業がPCI(Payment Card Industry)コンプライアンスを確実に維持しながらネットショップを開設するための簡単な方法をお届けします。
- 顧客関係管理(CRM) eコマースのSaaS製品は、コミュニケーションと顧客体験の管理をしやすくします。
- CRMは、ビジネスデータが正確で最新のものであって初めて効果を発揮します。
- データ統合SaaSは、さまざまなソースからのビジネスデータを一箇所に集めることができます。
- Integrate.ioは、データ統合に最適なソリューションです。
目次
- 信頼できるeコマースプラットフォーム
- CRM(顧客関係管理)システム
- 多才なDIT (データ統合ツール)
- 結論: Integrate.ioは、あなたのeコマースビジネスに必要なSaaSである!
1.信頼できるeコマースプラットフォーム
ネットビジネスが最初に探すべきSaaSは、効果的で信頼できるeコマースまたはeコマースプラットフォームです。両方とも広く知られた言葉なので、検索の際は両方調べるのがいいかもしれません。eコマースプラットフォームだと、サードパーティプロバイダがバックエンドですべてを管理するため、ソフトウェアをダウンロードおよびインストールすることなく、簡単にネットショップを作ることができます。プラットフォームによっては、単一のソフトウェアよりも多くの機能が使えるため、自らをSaaSよりもPaaS(Platform as a Service)と称する場合もあります。
eコマースプラットフォームは通常、オールインワンのサービスとして、ウェブサイトビルダー、ウェブホスティング、ブログホスティングやSEOツール(検索エンジン最適化)などのコンテンツ管理サービス、在庫管理ツール、業界標準のクレジットカード決済やPayPalなどのデジタル決済処理方法を管理する決済ゲートウェイなどが含まれる場合があります。また、売上の分析やSalesforceなどの他サービスとの連携機能が使える場合もあります。
eコマースSaaSの中には、複数のベンダーの受け入れが必要なビジネスに向けたオプションを提供しているものもあります。例えばEtsyやeBayなどのマルチベンダーマーケットプレイスでは、複数の販売者が1つの人気eコマースブランドの名の下で、様々な商品を売っています。Amazonもまた、複数の種類の販売者に販売スペースを提供していますし、Yo!KartやShuupは、企業が独自のマルチベンダーサービスを構築できるプラットフォームを提供しています。その他のSaaSビジネスは、製品やサービスのセールスプロモーションのために自身のネットショップを作るのをただサポートするのみであり、中小企業や個人事業主にとっては理想的です。
多くのeコマースプロバイダーでは、事業主はロゴマークやカラーに合わせたカスタマイズも可能で、すべてのデジタルコンテンツにおいて統一感のあるブランド体験を実現します。
eコマースプラットフォームの例としては、以下のようなものがあります。
これまでコンテンツやブログに関連するプラットフォームだったWixやSquarespace、WordPressなどでさえ、今やeコマースオプションが備わっています。
eコマースプラットフォームの価格設定
あなたに合った最適なeコマースプラットフォームを探す際、eコマースSaaS製品本体の価格だけが金銭的な判断材料ではないことがよくあります。例えばeコマースSaaSは、ウェブデベロッパーやコーディングの専門家を雇う必要がないため、ウェブメンテナンスやホスティング、サーバー管理のコストを回避でき、ビジネスのコスト削減につながります。多くのSaaSプロバイダーは、成長のあらゆる段階にある中小企業に適したオーダーメイドのサービスを提供していますし、無料トライアルも提供しているので、ネットショップを作ってみて、その機能がニーズに合っているかどうかをみることができます。
Shopifyは月額29ドルから始まり、分析とレポート込みの上級者向けの299ドルのサービスを提供しています。また、中級者向けには月額79ドルのサービスもあります。
一方、AdobeのMagentoは、より複雑な価格体系になっています。デベロッパーは、独自のプラットフォームを構築できるオープンソースソフトウェアを選ぶことができますが、これにもテーマ、拡張機能、プラグイン、アドオン、ドメイン名、ホスティングの購入が必要で、年間約5,000ドルかかることもあります。Magentoの完全ホスティング型eコマースソリューションは、年間最大19万ドルかかり、収益が2,500万ドル以上の企業のみが対象です。お店のオーナーは、どれが自分にピッタリなプラットフォームなのかを見極めるために、たくさんのリサーチやレビューが必要です。
2.CRM(顧客関係管理)システム
ユーザー体験とカスタマーサポートは、継続的な売上につながる重要な鍵を握ります。リピーターは新規顧客よりも最大で300%多く消費するため、購入者への確実なケアは必須です。つまり、購入者に関するデータが最新かつ正確で、迷惑なスパムメールやその他のミスに繋がらないようにしなければいけません。このような理由から、最も人気のあるeコマースSaaS製品の1つがCRMなのです。
CRMは、複数の販売チャネルからの顧客データを保存・管理し、顧客が連絡方法と日時を指定できるようにすることで、企業は顧客体験を考慮した販売ライフサイクルを管理することができます。既存顧客だけでなく見込み客も管理するため、売上向上や顧客との関係を強化するのに理想的なツールであり、マーケティングツールやマルチチャネルコミュニケーション管理機能が含まれる場合もあります。SaaS型CRMは、サードパーティプロバイダーによって管理され、多くの場合、更新を希望する顧客に対するメールでのマーケティングや、売上予測に関するリアルタイムレポートなどのタスクの自動化が可能です。
CRMの価格設定
CRMで人気なのは、Salesforce、HubSpot、Zendesk Sellなどです。多くは無料トライアルを提供しており、月額20ドル前後から利用できるようなベーシックなものもありますが、例えばSalesforce CRMの最高値プランは月額300ドルもする一方で、CRMのカスタマイズ性や機能が豊富です。
もちろん、どのCRMを選んだかに関わらず、それに接続されたデータがあってこそ効果が発揮されるので、正確で定期的に更新されるデータがなければ、CRMに費やす費用は無駄になってしまいます。
Integrate.ioでは、Salesforceの双方向コネクタなど、CRMをさらに活用するための機能をご紹介しています。
3.多才なDIT (データ統合ツール)
このような背景から、効果的で多才なデータ統合ソリューションは、eコマースビジネスが投資すべきSaaSのトップ3のうちの1つだと言えます。データ統合ソリューションは、ETL(抽出、変換、格納)などの技術を使って、さまざまなビジネスツールへのデータパイプラインを作成します。こういったデータパイプラインはSNSアカウント、モニタリングツール、CRM、データベースなど基本的にビジネスに関連するデータを生成または保存するどんな場所にもリンクされます。
データ統合SaaSは、これらのデータをデータウェアハウスのような一箇所に引き込み、多くの場合、さらに変換してCRMにアップロードし、顧客連絡先の自動的更新や、見込み客管理のサポートができます。データ統合は、データをビジネスインテリジェンスツールに接続するのに便利であり、これによってショッピングカートの放棄率や原因、ブログのクリック率など、ニーズに沿ったレポートを作成することができます。
データ統合ツールは、一般的なデータウェアハウス製品、eコマースプラットフォーム、CRM、その他ネットショップの管理に使う予定のSaaSなどすぐに統合できるものが使いやすいでしょう。
4.結論: Integrate.ioは、あなたのeコマースビジネスに必要なSaaSである
Integrate.ioはユーザーフレンドリーなデータウェアハウス統合プラットフォームです。ETLなど搭載された統合機能には、Shopify や BigCommerce などのeコマースプラットフォームへのデータパイプラインがあり、使いやすさを第一に、極めて高速な顧客データ取得(CDC)を可能にしています。
また、より多岐に渡るデータ管理と深いeコマース機能を実現するリバースETLも提供しています。クラウドベースのSaaSであるIntegrate.ioは、オンライン小売ビジネスをスムーズに運営し、完全なスケーラビリティで無理なく拡張できるよう、これまでにないサポートとリソースを提供します。
データ統合に最適なソリューションがここにあります。ビジネスニーズや目的についてのご相談やデモ、Integrate.io プラットフォームの14日間トライアルの開始については、こちらからお問合せください。