Shopify、BigCommerce、Magento、WooCommerceのいずれを選択しても、eコマースプラットフォームは大量の顧客データを作り出します。これらの情報をすべて集めて分析することで、eコマースサイトでの顧客体験の改善に役立つ貴重なインサイトが得られます。
とはいえ、言うだけなら簡単ですがやってみるとなると話は別です。もし、あなたのオンラインストアのeコマース統合戦略がうまく進んでいないとしたら、それはあなただけではありません。利用可能なeコマース統合プラットフォームは日々増加しており、ニーズに合ったeコマースプラットフォームを選ぶのは困難です。そのため、本記事では、eコマース統合プラットフォームを使い始めるためのヒントとベストプラクティスをご紹介します。
INDEX
- eコマース統合プラットフォームとは?
- eコマース統合プラットフォームの必要性
- eコマース統合プラットフォームを始めるための 3 つのヒント
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Integrate.io による eコマース統合へのサポート
eコマース統合プラットフォームを始めるにあたって、知っておくべきことは以下の通りです。
- eコマース統合プラットフォームとは、eコマースビジネスのための既成のデータ統合が搭載されたソフトウェアベースのソリューションのことです。
- eコマース統合プラットフォームを利用することで、IT環境の統合に必要な時間、知識、労力を劇的にシンプルにすることができます。
- eコマース統合プラットフォームは、CRM、ERP、マーケティングツールなどのサードパーティアプリケーションと接続することができます。
- eコマース統合プラットフォームを探す場合、コネクタ、使いやすさ、価格の3つが重要な要素になります。
eコマース統合プラットフォームとは?
ITの分野で統合(コネクタとも呼ばれる)とは、関連性のない2つのアプリやサービス間の通信と情報共有を可能にするリンクのことです。統合は、何千何百ものシステムやソフトウェアを使用する現代の企業IT環境にとって欠かせないものです。
例えば、AmazonやeBayのようなサードパーティマーケットプレイスと自身のECサイトを統合したいと思ったら、データ統合のためのeコマースソリューションを使って複数の場所で簡単に商品を販売することができ、さらに価格設定や在庫管理などといったデータはすべて自動的に同期され、最新の状態に保たれます。
理想としては、この2つの異なるアプリが、API(Application Programming Interface)を通じて、もう一方のアプリが簡単に情報にアクセスできるようになることです。しかし、APIが利用できない場合は、手動でコネクタを構築する必要があり、これは高い技術が伴い非常に時間のかかる作業となります。
また、多くの場合、コネクタは1つで十分ですが、複数必要な場合はどうするのでしょうか?eコマースビジネスをサードパーティアプリと連携させるために個別のコネクタを使用することはできますが、この方法だと管理と拡張がかなり面倒です。それよりも、すべての統合を一箇所で処理するような別のやり方を採用した方がよさそうです。
これこそが、まさにeコマース専用の統合プラットフォームの目的なのです。eコマース統合プラットフォームは、eコマースビジネスのためのさまざまな既成の統合が搭載された、ソフトウェアベースのソリューションです。クラウド上で動作するこの種のアプリケーションは、組織全体の統合プロセスを標準化できるため、iPaaS( Integration Platform as a Service)とも呼ばれます。
eコマース統合の必要性
前述しましたが、eコマース用の統合ソリューションを使用すると、IT環境の統合に必要な時間、知識、労力を劇的にシンプルにすることができます。多くのeコマース統合プラットフォームにはドラッグ&ドロップ機能が搭載されており、ユーザーは数回クリックするだけで独自のデータワークフローを定めることができます。
eコマースサイトに必要な統合機能は、以下の通りです。
- CRM(顧客管理システム):CRMソフトウェアは、営業、マーケティング、カスタマーサポートの各チームと顧客とのやり取りをすべて管理できるようにします。CRMは、マルチチャネルまたはオムニチャネルのアプローチを使用し、電話や電子メール、ソーシャルメディア、Webサイト訪問など、販売チャネル全体のインタラクションを追跡します。
- ERP(企業資源計画):ERPシステムは、核となるビジネスプロセスや機能を管理する必要がある企業で使用されています。このオールインワン機能には、給与計算や会計からサプライチェーンやオペレーションに至るまで、あらゆるものが含まれる場合があります。
- マーケティングツール:ECサイトに顧客を誘導するためには、強力なマーケティングキャンペーンが必要です。eコマースマーケティングツールには、SEO(検索エンジン最適化)、Eメールマーケティング、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアなどのソフトウェアが含まれる場合があります。
eコマース統合プラットフォームを始めるための3つのヒント
ここまでで、eコマース統合プラットフォームとは何か、そしてなぜあなたのビジネスにそれが必要なのかがお分かりいただけたかと思います。以下では、適切なプラットフォームを選択する方法に関するヒントとベストプラクティスをいくつかご紹介します。
1. コネクタ
eコマース統合プラットフォームの最大の心配事は、それが自社のIT環境に必要なコネクタをサポートしているかどうかです。
- Shopify、Magento、BigCommerceなど、お使いのeコマースソリューションと連携できるプラットフォームであることが前提です。
- eコマースデータを使用することで利益を得られるサードパーティ・ソフトウェアとリンクできないといけません。上述したように、これらのアプリケーションには、CRM、ERP、マーケティング・ツールなどが含まれます。
- eコマースデータを集中管理されたデータウェアハウスに送ることができなければいけません。このような大規模なデータ管理システムにより、組織内のECデータの「信頼できる唯一の情報源(single source of truth)」が確立され、さらにこのデータを分析して隠れたトレンドやインサイトが簡単に得られます。
2. 使いやすさ
使いやすさと学習曲線も、eコマース統合のプラットフォームを選定する際の重要な要素です。強力で技術的に難しいツールもあれば、ユーザー導入とビジネスの俊敏性を高めるために使いやすさを優先するツールもあります。
Integrate.io は、ドラッグ&ドロップ・インターフェースにより、技術者でないユーザーでも eコマースデータの接続を開始することができます。Integrate.io プラットフォームでは、抽出段階からデータ変換、ターゲットへの格納まで、データパイプラインのさまざまなステップを早く簡単に接続することができます。
3. 価格
もちろん、eコマース統合プラットフォームにも高価なもの、廉価なものがあります。例えば、ある統合ツールは消費するデータ量に基づいて料金がかかりますが、他のツールは使用するコネクタの数に基づいて料金がかかります。
Integrate.ioは後者のカテゴリーに属し、データパイプラインを流れるデータ量ではなく、データパイプラインの統合数に応じて料金が発生します。このため、Integrate.io は、将来的にデータ消費量の増加が見込まれる成長企業にとって最適な選択肢となります。
Integrations.ioのeコマース統合に対するサポート
ここまで、eコマース統合プラットフォームとは何か、そしてそのビジネス上のメリットについて説明してきましたが、では、実際にどのようにeコマース統合プラットフォームを選べばよいのでしょうか。Integrate.ioのようなツールを選べば、間違いありません。
Integrate.ioは、ETL(抽出、変換、格納)とデータ統合のためのパワフルで使いやすいソリューションで、eコマースを念頭に置いてゼロから構築されています。Integrate.ioプラットフォームには、140 以上の既成のコネクターと統合機能が搭載されています。これには、Shopify、Magento、BigCommerce などの eコマースソフトウェア、CRM および ERP システム、マーケティングおよび分析ツール、データベースおよびデータウェアハウス、サードパーティの Webサイトおよびファイルなどが含まれます。
さらに、Integrate.ioのFlyData CDC(変更データ取得)機能は、直近の統合以降に変更されたデータを自動的に検出し、データパイプラインをより速く、より効率的にすることが可能です。リバース ETL 機能も搭載されており、集中管理されたデータウェアハウスから、より多くのユーザーがアクセスできるサードパーティアプリケーションに情報を転送することができます。
Integrate.io を用いたデータ統合パイプラインの合理化と自動化の詳細、ビジネスのニーズや目的についてのご相談や、プラットフォームの14日間トライアルの開始については、こちらから弊社専門家チームに今すぐお問い合わせください。