APIとビジネス。APIはビジネスで何をするのだろうと思ったことはありませんか?「APIは何をしないのか」という質問の方がわかりやすいかもしれません。私たちは、APIがビジネス能力を支配し、新しい収入源を開くものであるという「APIエコノミー」にどっぷり浸かっています。そしてAPI技術を活用する企業は、イノベーションを起こし、変化に迅速に対応し、顧客と従業員に同様に価値を提供します。

本記事では、APIの種類やさまざまな商用利用、そしてなぜ企業がAPI戦略を持つことがこれまで以上に重要なのかについて詳しく見ていきましょう。

APIとは

APIは現代のインターネットを支えています。API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)は、インターネットの構成要素であり、急速にビジネスにとって不可欠なものとなっていることは、APIが多くの商業的利用をされているということで証明されています。APIを使用すると、さまざまなシステムが相互に通信してデータを共有できます。 このようなインターフェースは、2つのシステムが相互に通信する方法を管理する一連のルールを表しますが、 APIプロバイダーがルールを定義し、APIコンシューマーがAPI呼び出しを行うときにこれらのルールに従います。

APSがビジネスですること

APIとビジネスは、ヘルスケア、金融サービス、製造業など、さまざまなパートナーシップとユースケースをカバーします。こういった業界では、2つのシステム間でのデータ共有や、既存のシステムへの新しいインターフェース作成のためにAPIを使用しています。

でも、なぜそれが重要なのでしょうか

ユーザーは、訪れるサイトや使うシステムに関係なく、シームレスな体験を期待するものです。例えばオンラインストアを訪れたら、商品を見て、ショッピングカートに商品を追加し、その商品を購入することができるはずです。企業のデータフレームワークによっては、こういった情報が別々のシステムに存在することもあり、あるいは、決済を外部サービスに依存したり、配送日時をUPSに依存したりすることもあるでしょう。Integrate.ioのようなプラットフォームを使用すると、APIとビジネスを統合して、このバックエンド機能とデータをシームレスに融合し、ユーザーに優しい体験を実現することができます。

イノベーションを加速させるAPIは、企業で何をするのか?

デジタルを取り巻く環境は急速に変化しています。企業は、競合他社の中でイノベーションを起こし、存在感を保つための新しい方法を見つける必要がありますが、既存のコードを再利用すれば、開発時間とコストを削減し、テストを通じてコードの品質を向上させ、ワンクリックで新しい機能を実現することができます。大規模で複雑なシステムの開発に数年かかることもある企業向けソフトウェアの分野では、APIとビジネスの組み合わせは画期的なものであり、APIファーストの戦略により、企業はAPIエコシステムを利用し、ゼロから構築することなく新しい機能やサービスを構築することができます。これにより、企業はビジネスの成長に集中することができるのです。

APIとビジネス:CX(カスタマーエクスペリエンス)を向上させる

APIは企業で何をするのでしょうか?消費者がかつてないほど多くの情報にアクセスできるようになり、めまぐるしく変化する市場において、顧客感情を向上させるには、単に優れた製品やサービスを持っているだけでは不十分です。この変化し続ける状況の中で競争力を維持するには、企業はCX(カスタマーエクスペリエンス)の向上に焦点を当て続けなければなりません。ソーシャル・チャンネルやレビュー・サイトは、消費者にブランドのイメージを形成する力を与え、たった一つのネガティブなレビューが深刻なダメージを与えることもあるのです。

API は、顧客とのインタラクションを個別化することでCXを向上させ、シームレスなクロスチャネル体験を実現します。例えば、Integrate.ioのようなプラットフォームは、ウェブサイト、モバイルアプリ、ソーシャルチャンネルなどをつなぐ API の実装をサポートし、顧客が最も便利な方法であなたの会社の情報、製品、サービスにアクセスできるようにします。モバイルアプリに音声認識機能の追加については、Integrate.ioと提携するサードパーティプロバイダの音声認識 APIを使用すれば、APIをゼロから開発することなく、この機能を追加することができます。

APIとビジネス:自動化の実現とワークフローの効率化

会議のスケジュール管理から同僚との共同作業、ERP(企業資源計画)システムの管理まで、ビジネスアプリケーションは日々の業務に欠かせません。残念ながらシステム間の行き来は非効率的であり、チームのペースを低下させますが、APIとビジネスを接続することで、プロセスが効率化され、不要なタッチポイントをなくすことができます。例えば、メールアプリをCRM(顧客管理システム)に接続し、新しいメールコンタクトを追加する際にCRMが自動更新されたり、会社のカレンダーをこれらのアプリと同期させ、スケジュールが自動更新されることを想像してみてください。APIは、時間とリソースの両方の無駄を省きます。

企業でAPIは何をするのか。強力な分析とレポート

レポートはあらゆるビジネスにおいて不可欠なものであり、データはあらゆるレポートの基礎となるものです。データ分析で、隠れたトレンドを浮き彫りにし、重要なパターンを見つけ、実用的なインサイトを見出すことができます。このような情報は、十分な情報に基づいた意思決定に不可欠であり、リーダーはこの情報を使って、ビジネスのあらゆる側面を改善するのです。

例えば、自身のビジネスには多くのデータがあるとします。ただそれは複数のプラットフォームやプログラムに分散しているため、データは本質的にサイロ化されており、実用的なインサイトは得られません。しかしこのデータを分析することで、キャンペーンの効果などを測定することができ、トラフィックをモニタリングすることで、どのマーケティング施策が有効で、どの施策が不十分なのかを把握することができます。

この情報は、今後のマーケティング活動や体験の改善に活用することができます。このようなインサイトを得るのに重要なのは、リアルタイムのレポーティングであり、Integrate.ioのようなAPIプラットフォームを使用すると、リアルタイムのレポート機能を実現するAPIを作成することができます。サイロ化したデータではこれが困難ですが、API と企業が一緒になれば、ビジネスの多くのプログラムやチャネルにまたがる情報が統合され、有用なレポートに変換されるのです。
企業は、もはや後手に回っている場合ではありません。競争力を維持し、ビジネスを成長させるには、企業は常に市場や顧客をモニタリングし、それに応じて戦略を調整するくらい主体的でなければならないのです。

APIが切り開く新たな収益モデル

収益化は貴重なAPI管理機能です。APIには多くの商業的用途があり、APIエコシステムによって、ソフトウェアベンダーは自社の製品を他の製品と相互運用できるようにし、新しいビジネスモデルや収入源への扉を開くことができます。例えば、あるSaaS開発者が、自分のプログラムを他のSaaSプログラムと互換性を持たせたいとします。自社プログラムと他のベンダーの製品との相互運用を可能にすれば、自社でAPIを構築することなく、管理されたAPIを統合し、両製品の価値を高め、共同成長を促すことができます。

Integrate.ioとDX

Integrate.ioは、新しいクラウドベースのエンタープライズデータ統合プラットフォームで、ETL、ELT、超高速CDC、リバースETLを直感的なインターフェースで利用可能です。コード不要の環境で、データ管理チームが新しいデータパイプラインを簡単に作成できるようになり、さらに、ビジネスにとって重要なアプリケーションやSaaSからインサイトをより速やかに得て、それらをビッグデータアーキテクチャに簡単に組み入れることができます。このプラットフォームは、すぐに使える多数の予め構築された接続に加え、インテリジェントなAPIの作成と管理により、データパイプラインを実質無限にすることが可能です。SQLデータベース、Amazon AWS S3バケット、Microsoftアプリケーションデータ、およびビジネスSaaSのすべてのインサイトを、市場で最も革新的なETLツールの1つを使って一つにまとめませんか?

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