- シールドの設定
- Elasticsearch のバージョンのアップグレード
- ノードから出力されるログの表示
Heroku で Elasticsearch の機能をご利用ください。Elasticsearch on Heroku でデータ収集と分析プロセスを強化しましょう。Heroku がアプリ開発プロセスを効率化する一方で、この検索エンジンのアドオンにより、データアナリストやアプリのデベロッパーはほぼリアルタイムで情報の管理やソート、分析ができます。本記事で、この2つのツールの利点と、Integrate.io がどのように革新的なデータ統合を提供しているかを見ていきましょう。
- Elasticsearch が Heroku の体験をよくする方法
- Elasticsearch アドオンのインストール
- ダッシュボード上の機能へのアクセス
- ロールベースのアクセスコントロールと認証情報の更新の設定
- Heroku で Elasticsearch の機能を使う
- SearchBox と Bonsai
- Integrate.io でのデータ分析および統合
Elasticsearch が Heroku の体験をよくする方法
Heroku はすでに デベロッパー にとって便利なプラットフォームですが、このアドオンはどのようにエクスペリエンスを上げるのでしょうか。それは主に、ほぼリアルタイムでのデータへのアクセスと検索によってでき、Web サイト、アプリケーション、企業情報をサッとソートするのに Elasticsearch を使います。
また、セキュリティ分析やインフラメトリクスの強化も提供され、データが Heroku PostgreSQL に完全に統合されると、この検索および分析のアドオンによって様々なポイントとのやり取りが効率化されます。
Elasticsearch アドオンのインストール
以下の手順を使って Elasticsearch を Heroku のプラットフォームにインストールします。このオープンソースの検索エンジンは、Heroku プラットフォームのマネージドコンテナシステムの利便性を活用し、データ収集と分析をシンプルにします。
まず、Heroku コマンドを使って以下のコマンドを入力します:
$ heroku add-ons:create foundelasticsearch
新しくプロビジョニングされたクラスタは、アプリの設定にある canonical の URL からアクセスできます。
ダッシュボード上の機能へのアクセス
Heroku プラットフォームでは、レポートの自動化や、Elastic Cloud ダッシュボードへのアクセスができ、アドオンが正常にインストールされると、Heroku からこのダッシュボードにアクセスできるようになります。新しいダッシュボードで以下のタスクを1つまたはそれ以上選択してください:
PaaS(サービスとしてのクラウドプラットフォーム)とオープンソースのElasticsearch を組み合わせることで、情報の移動プロセスを効率化できます。そして情報の保存には、Snowflake や Amazon Redshift のようなターゲットデータウェアハウスを選択しないといけません。
また、保存された Elasticsearch は、以下の機能を使って情報の検索や分析をすることができます。
ドキュメント
Elasticsearch の中心部では、JSON (JavaScript Object Notation) 情報を提供し、JSON リクエストを処理します。 この検索エンジンにおける基本的でインデックス可能な情報単位はドキュメントであり、この検索プロセスを使って、テキスト、文字列、数値、または日付のドキュメントを検索します。 そしてドキュメントを種類と一意の ID で自動的に分類し、サーバー情報を整理します。
インデックス
似たようなドキュメントはインデックスに集められ、このオープンソースツールを使って検索することができます。そして各インデックスには、インデックスを更新、削除、または検索するときにインデックスの識別に使われる名前があります。この構成方法は、リレーショナルデータベースのデータベースのような感じです。
Elasticsearch のインデックスは転置インデックス戦略を用いて保存およびマッピングされ、この一般的な検索エンジンの仕組みで、検索速度の向上とベストマッチの全文検索のためにの地図のようなデータ構造ができあがります。
ノード
単一のサーバーがクラスター内のノードとして機能します。 これは情報を保存し、以下のような設定における検索機能とインデックス作成に使用されます:
- マスターノード
- クライアントノード
- データノード
クラスタ
1 つ以上のノード インスタンスが接続してクラスターを形成します。Elasticsearch はデータをクラスター化し、検索、タスク、インデックス作成をすべてのノードに分散します。 その結果、検索、集計、インデックス作成が効率化されます。
シャード
インデックスを細分化する必要がある場合、この検索エンジンはシャードを採用します。技術的には、シャードはそれぞれ独立したインデックスとして動作しますが、クラスタ全体のどのノードでもホストすることができます。また、複数のサーバーにデータを分散させる複数のシャードを使うことで、データストレージとドキュメントに冗長性を持たせることができます。
レプリカシャードはシャードの完全なコピーであり、冗長性データ保護戦略に別のレイヤーを追加します。読み込み要求レベルが高い場合やハードウェア障害が発生した場合、データはレプリカシャードで保護されます。
ロールベースのアクセスコントロールと認証情報の更新の設定
Elasticsearch の古いバージョンでは、クラスタ ID を知っている人であれば誰でもクラスタデータにアクセスすることができ、バージョン5.0またはそれ以前のものを使っている場合は、追加のセキュリティ機能が必要になるかもしれません。また、最近のバージョンの Elasticsearch でも、X-Pack のセキュリティ機能と認証情報の更新を利用することができます。
X-Pack を使ってロールベースのアクセスコントロールを設定するか、古いバージョンの Elasticsearch を使っている場合は Shield を使ってロールベースのアクセスコントロールを設定します。 これにより、情報を保護するための認証手順ができるようになります。
トップメニューの「Shield(シールド)」または「Security(セキュリティ)」を選択し、ユーザーの変更やパスワードのリセットを行ってください。認証情報を更新することで、情報盗難のリスクが下がります。
Heroku で Elasticsearch の機能を使う
すでに Heroku を使って Salesforce を動かしているのであれば、Elasticsearch と Integrate.io が情報管理と ETL プロセスを改善するための追加機能になるのは自然な流れです。このアドオンを Heroku にインストールすることで以下のような Elasticsearch の機能が得られます:
APM(アプリケーションパフォーマンス管理)
この検索エンジンにシステムメトリクスとログを格納したら、Elastic APM を使ってアプリケーションのパフォーマンスを監視します。この優れた機能で、速度低下の原因を突き止め、根本原因を調査しましょう。
メトリクス
Elastic Metrics を使って、複数のソースにわたるインフラストラクチャメトリクスを可視化し、そのメトリクスを使って、問題のあるスパイクを診断したり、ホットスポットを見つけます。また、カーディナル、タグ、フィールドを簡単に変更して、応答性の高いメトリクス分析を行うことができます。
ログ
フリーでオープンなログプラットフォームで、観測とロギング(記録)のための冷熱アーキテクチャを展開することができ、データをインデックス化すると、直感的なログ分類機能で傾向を監視できます。また、この機能は、アーキテクチャを変更することなく、企業に合わせて拡張できます。
包括的な検索
Elasticsearch を使えば、ドキュメント、インデックス、ノードを幅広く検索できます。以下は、情報を表示、並べ替え、分析できる領域のほんの一部です:
- 職場検索
- アプリ検索
- サイト内検索
- 地図
- アップタイム
この機能には、単に稼働時間やダウンタイムのバイナリ監視だけでなく、プロセスをコンテクスト化するためのデータポイントの追加情報があります。ホストの可用性を発見し、Elasticsearch を使って Web サイト、API、サービス、証明書を監視しましょう。
エンドポイントセキュリティとSIEM(セキュリティ情報イベント管理)
包括的な検索機能で、脅威の検出の自動化やインタラクティブな調査機能が実現します。また、SIEM とエンドポイントセキュリティを通じて、この Heroku アドオンはセキュリティ脅威の検出、防止、対応を支援します。
SearchBox と Bonsai
Elasticsearch はオープンソースの検索エンジンであるため、これを Heroku PaaS に統合する際に考慮すべき代替サービスがいくつかあります。そのオプションとして、SearchBox と Bonsai の2つが挙げられ、どちらにも、データ クラスターを検索、分析、保護するための追加機能があります。
この検索エンジンのアドオンを Heroku で使う前に、情報を抽出、変換、格納する方法を見つける必要がありますが、Integrate.io で可視化されたデータパイプラインを作成し、Heroku の ETL をウェアハウスに統合しましょう。
Integrate.io でのデータ分析および統合
情報の統合、処理、準備にスケーラブルなソリューションを選びましょう。Heroku、Elasticsearch、Integrate.io の強力な組み合わせにより、コード不要のデータ統合、強化されたエンドポイントセキュリティ、アプリのデプロイと実行のための革新的なエコシステムが実現します。こちらから Integrate.io の無料のデモにお問い合わせいただき、次のプロジェクトを開始してデベロッパーやデータアナリストとしての目標を前進させましょう。