今回は、Integrate.ioとGlew.ioの違いを4つご紹介します。
1.Integrate.ioとGlew.ioは、どちらも様々なソースからデータウェアハウスにデータを移動させます。しかし、Glew.ioは独自のデータウェアハウスソリューションのみ使用しているのに対し、Integrate.ioはデータの移動先のウェアハウスを自由に選ぶことができます。
2.Glew.ioは独自のビジネス・インテリジェンス・サービスを利用していますが、Integrate.ioの場合、データをサードパーティのウェアハウスに移動できるので、LookerやPeriscope Dataのようなツールでデータを実行することができます。
3.Glew.ioは、ETLまたはELTによってデータをウェアハウスに移動させますが、Integrate.ioは、ETL、ELT、ReverseETL、超高速Change Data Capture (CDC)を介してデータをウェアハウスに移動できます。
4.Integrate.ioは、Glew.ioよりも100以上多いコネクタを備えています。
データ分析がビジネスにもたらすメリットは、すでにご存知でしょう。しかし、データが複数のサイロ化されたシステムに分散している場合、どのように分析すればよいのでしょうか。Integrate.ioとGlew.ioでは、様々な場所にあるデータを1つの場所に移動させ、ビジネスに関するより良い意思決定を行うことができます。その結果、組織の意思決定が改善され、ビジネスの競争力を高めることができるのです。それでは、Integrate.ioとGlew.ioのどちらが良いのでしょうか?
詳しくは以下をご覧ください。
INDEX
- Integrate.ioとは?
- Glew.ioとは?
- ETL/ELTとは?
- Integrate.ioかGlew.ioか?:機能性
- 統合
- データの安全性
- Glew.ioよりもIntegrate.ioを選ぶべき理由
Integrate.ioは、奥深いEC機能を持つデータウェアハウス統合ソリューションです。その理念はシンプルです。データ統合に関連する専門用語を排除し、シンプルにすることです。100 以上のネイティブ・コネクタを使用することで、複雑なコードやプログラミングをすることなく、ある場所から別の場所へデータを移動させることができます。
Integrate.ioとは?
Integrate.ioは、eコマースのために設計された強力なデータウェアハウス統合ソリューションです。さまざまなソースからデータを一元管理することで、社内のすべてのデータを単一のソースで管理することができます。
Integrate.ioでデータを任意のデータウェアハウスに移動し、数あるビジネスインテリジェンス(BI)ツールのいずれかを使用してデータを実行することができます。データ統合のためのネイティブなソースは、Salesforce、AWS、Netsuiteなど100以上あります。例えば、社内でMySQLからPostgreSQLデータベースにデータを移動させることができます。Integrate.ioは、ETL、ELT、ReverseETL、超高速CDCなど、様々な方法でデータを移動することができます。
Glew.ioとは?
Glew.ioは、社内で使用するすべてのデータソースからデータを収集し、一箇所に保存してBIを生成できるようにします。Integrate.ioとは異なり、データを様々な場所からGlew.io独自のデータウェアハウスソリューションに移動し、ユーザーはプラットフォーム内からBIインサイトを生成します。これらのBIインサイトには、LTV、AOV、eコマース分析、カスタマーサポートデータ、および紹介、返金、店舗設定、およびボトムラインに関する指標が含まれます。データはETL(抽出、変換、格納)またはELT(抽出、格納、変換)のうちの1つで移動させます。これらのデータ統合方法については、後ほど詳しく説明します。
Glewが他のデータ統合ツールと異なるのは、独自のデータウェアハウス(他のプラットフォームでは、SnowflakeやAmazon Redshiftなどのサードパーティのウェアハウスにデータを格納します)とカスタムレポート付きの独自のBIサービス(他のプラットフォームでは、LookerやTableauなどのサードパーティのサービスでデータを実行します)を使用しているという点です。
ETL/ELTとは?
Integrate.ioやGlew.ioは、ETLやELTによってある場所から別の場所へデータを移動させることができます。
ETL
Integrate.io や Glew.io は、リレーショナルデータベース、トランザクションデータベース、CRM(顧客関係管理)システム、ERM(企業資源管理)ソリューション、ECプラットフォーム、マーケティングオートメーションツールなどのデータソースからデータを抽出します。次に、これらのプラットフォームは、データをクレンジングして不整合を取り除き、データを確実にデータガバナンスの標準に準拠させることによって、データを分析に適した形式に変換します。最後に、ユーザーがBIを作成できるように、プラットフォームはデータをデータウェアハウスソリューションに格納します。
ELT
Integrate.ioまたはGlew.ioは、データベース、CRM、ERPなどのデータソースからデータを抽出します。次に、そのデータをウェアハウスツールに格納し、最終的に分析に適した形式に変換します。
ご覧の通り、ELTはデータを変換する前に格納します。このデータ統合プロセスは、大量のデータをウェアハウスソリューションに速やかに移動させないといけない時に重宝するのかもしれません。しかし、ETLツールがそのデータをサードパーティのウェアハウスに転送する場合、GDPRやHIPAAなどのデータガバナンスの標準に準拠するにはあまり適していません。Glew.ioは、機密データを独自のプラットフォーム内に保持することで、その問題を解決していますが、Integrate.ioは貴重なデータを保護する様々なメカニズムを持っているので、主要なデータガバナンス標準に準拠できます。
ETLやELTに加え、Integrate.ioはその他の方法でデータを移動させることができるため、より柔軟なデータ統合のためのプラットフォームとなっています:
- リバースETL:Integrate.ioは、データウェアハウスからECツールやCRMなどの業務システムへデータを移動させます。
- CDC(Change Data Captute):Integrate.ioは、すべてのユーザーがデータに加えられた変更をリアルタイムで確認できるように、2つ以上のデータベースを同期させます。
Integrate.ioかGlew.ioか?機能性
Integrate.ioとGlew.ioには、常識を超えたネイティブコネクタが付属されており、ソースとそれぞれのプラットフォーム間で、コードや手動のデータパイプラインを使わずにデータを同期させることができます。つまり、複雑なプログラミングやデータエンジニアリングの知識がなくても、例えばSalesforceからIntegrate.ioやGlew.ioにデータを移動させることができるのです。しかし、Integrate.ioはGlewよりもネイティブコネクタの数が多く、データ管理戦略に組み込むデータソースをより多く選択することができます。例えば、MagentoやBigCommerceなどのeコマースプラットフォームの統合や、CRM、ERP、SaaSアプリケーション、リレーショナルデータベース、トランザクションデータベースのコネクタが豊富に用意されています。
統合
前述の通り、Glew.ioは独自のデータウェアハウスとBIサービスを使っており、サードパーティーのツールに接続する他のデータ統合ソフトウェアとは異なります。このプロセスは、複数のプラットフォームにデータを転送し続ける必要がないため、データ共有に関連しがちなリスクを軽減することができます。しかし、データウェアハウスとBIを1つのプラットフォームで実現する場合、一定の限界があります。例えば、Snowflake、Redshift、Google BigQueryなど、Glew.ioのウェアハウスソリューションよりはるかに多くの機能と柔軟性を提供するデータウェアハウスを使用することはできません。BIについても同じことが言えます。Glew.ioは、データを照会してインサイトを得るためのKPIやダッシュボードを数多く提供していますが、Tableau、Looker、Google Analyticsなどの一般的なBIツールでデータを実行し、顧客セグメント、収益性、属性、生涯価値、その他の指標に基づくレポートを作成することはできません。つまり、Glew.ioが提供するのは、ウェアハウスとBIの機能に限定されるのです。
一方、Integrate.ioは、データ統合を行うだけです。そのため、自身でデータウェアハウスを選択し、選択したBIツールでデータを実行することができるため、はるかに柔軟性が高くなります。その結果、より多様なBI指標を利用でき、より深いデータインサイトを得て、より良い意思決定を行うことができるようになります。Integrate.ioは、驚くほど多くのデータ送信先を持ち、すべてのメジャーなウェアハウスとBIプラットフォームをサポートしています。
ソースとしてのデータに関しては、どちらのプラットフォームも様々なデータベース、クラウドシステム、メール自動送信ツール、ECソリューションと統合しています。これらの統合の多くは重複していますが、一部のツールはIntegrate.ioとGlew.ioのどちらか一方にしかありません。例えば、両プラットフォームはShopifyと統合しますが、Glew.ioだけがメールマーケティングオートメーションツールのKlaviyoと統合し、Integrate.ioだけがLinkedIn、Bing Ads、Yahoo Geminiなどと接続しています。
データの安全性
Integrate.ioやGlew.ioなどのプラットフォームは、データ統合のための強化されたデータセキュリティ機能を提供しています。例えばGlew.ioは、ETL/ELTのプロセス中にデータを暗号化し、Integrate.ioは、Amazonの世界的に有名なデータセンター内で物理インフラをホスティングおよび管理することで、セキュリティ要件を満たすことをサポートします。また、Integrate.ioはSSL/TLS暗号を使用し、SOC2に準拠しています。Integrate.ioのチームは、CISSPおよびサイバーセキュリティの認定資格を有しています。
Glew.ioよりもIntegrate.ioを選ぶべき理由
Integrate.ioかGlew.ioかを決める際には、自社でデータウェアハウスやBIサービスを選択することにメリットがあるかどうかを検討してください。Glew.ioは様々な場所からそのデータウェアハウスツールにデータをうまく移動させることができますが、そのデータを他の場所に移動させることはできないため、自社に制約をもたらす可能性があります。
また、データ統合に使用したいデータソースについても考えておきましょう。Glew.ioは販売やeコマースのプラットフォームからデータをロードするのに有効ですが、CRMやデータベースのための統合はあまりありません。最後に、使用したいデータ統合方法について考えてみましょう。ETLやELTだけでなく、より多くのオプションが必要な場合は、Integrate.ioを選ぶ方が良いでしょう。
Integrate.ioは、セキュリティの強化、優れたカスタマーサービス、そして驚くほど豊富なデータ管理機能を提供するデータ統合プラットフォームです。専門用語もコードもありませんし、ややこしさもありません。信頼できるデータウェアハウス・ソリューションです。
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