目次

Jitterbit は、API Gateway、APIマネージャ、iPaaS（サービスとしての統合プラットフォーム）、ETL（抽出、変換、格納）など、様々なユースケースに対応するオールインワン統合プラットフォームです。

対する Integrate.io は、ETL/リバース ETL、ELT（抽出、格納、変換）、CDC（変更データキャプチャ）、API生成、データオブザーバビリティ監視アラートという４つのコンポーネントがあるクラウドネイティブな統合データスタックです。

「Jitterbit 対 Integrate.io」は、「レガシー（旧式）のテクノロジー」と「新しいテクノロジー」の比較の１つであり、それに付随するトレードオフが全て関係しています。

具体的には以下のとおりです：

  1. Jitterbit は２００３年に設立された古い企業で、デスクトップ/オンプレミスとクラウドの両方がある。対する２０１２年に設立された Integrate.io はクラウドネイティブである。
  2. どちらのツールにも、多くの古いソフトウェアプラットフォームなどの膨大なコネクタの選択肢がある。Integrate.io にはよりモダンなプラットフォームへのコネクタがある傾向があり、対する Jitterbit にはよりレガシーなプラットフォームへのコネクタがある。
  3. どちらのソリューションもETL（抽出、変換、格納）のデータパイプラインに対応し、コードなしの変換を特徴としており、以前は Xplenty として知られていた Integrate.Io の製品がクラウドネイティブであるのに対し、Jitterbit の製品はクラウドとデスクトップのコンポーネントが混在している。
  4. Jitterbit の CDC は Integrate.io のものよりはるかに限定的だが、どちらのソリューションにも CDC 機能がある。
  5. どちらも API 生成／IPaaS（サービスとしての統合プラットフォーム）機能がある。
  6. Integrate.Io は、データ監視とアラートを提供する唯一のサービスである。

このようにそれぞれに様々な機能があるため、どの製品が自社に適しているのかを見極めるのは難しいかもしれません。 そこで本記事で両プラットフォームを深く掘り下げて、どちらが最適なのか見極めましょう。

Jitterbit と Integrate.io 

まず、両プラットフォームの主な特徴をサラッと見ていきましょう。

Jitterbit の概要

Jitterbit にはオンプレミス版（データデザイナー）とクラウドベース版（クラウドデザイナー）があり、以下の統合ユースケースに対応しています：

  • Jitterbit アプリ統合（iPaaS）と API管理： Jitterbit のアプリケーション統合ツールは、最よく使われているアプリやプラットフォーム用の事前構築済みコネクタのホストがあり、SaaS、クラウド、オンプレミスのどのアプリケーションを扱っていても、Jitterbit を使ってアプリ、マイクロサービス、Web サービス、マイクロアプリと接続することができる。また、Jitterbit の API デザインと管理機能により、ODBC や JDBC データベースを API として公開したり、REST、SOAP、JSON、OData などの任意のフォーマットで API を作成したりすることができる。
  • Jitterbit データ統合（ETL）: Jitterbit の ETL ツールは、最もよく使われているデータソースからデータを取り出してそれを変換し、最も一般的なリレーショナルデータベースやデータウェアハウスシステムに格納することができる。また、Jitterbit にはシンプルなデータパイプラインのためのネイティブコネクタと、事前構築された変換のホストが含まれており、十分な経験があるデベロッパーだと、このプラットフォームを使って洗練された ETL プロセスをコーディングすることもできる。
  • Salesforce 用 Jitterbit クラウド データローダー (JCB)： Jitterbit の最も人気のある ETL機能 の１つに、「Salesforce 用 クラウド データ ローダー」というJitterbit の無料限定バージョンがある。このアプリは Salesforce との間でデータのプルやインサートができるが、基本的な ETL サービスしか提供されておらず、より多くの機能を利用するには、Jitterbit のフルバージョンへのアップグレードが必要。

ETL ソリューションとして、Jitterbit には主に以下のような３つの課題があります。

１）後付けソフトウェア

Jitterbit は現在、クラウド統合を管理するための Webベースの クラウドデザイナー UI は提供している。クラウドデザイナーは Jitterbit のオンプレミス Design Studio UI の後付けバージョンであり、クラウドネイティブプラットフォームではないため、クラウド統合を扱う際に動作が重くなることがあります。

「”何が一番好きか”ですか？文字通り何もありません。Jitterbit Studio のバージョンサイクルが１０回目というのは馬鹿げていて、バージョンサイクルを守っているデベロッパーを侮辱しているようなものです。私は Studio を macOS で動作させることができませんし、彼らのサポートチームもできません。Windows バージョンは、ファイルシステム上のファイルさえ適切に扱えないため、頻繁につまずいてしまいます。クラウドの U Iは遅くて全然よくないので、アクティビティページで関連情報が見つかるといいですね。 あと、とにかく実行が継続されるのを確認するためだけに、プロジェクトページでスケジュールをオフにしてみてください。これはゴミ！」‐ メディア制作管理者

２）習得の難しさ

Jitterbit プラットフォームには ETL パイプライン構築のためのノーコード/ローコードオプションがあるとはいえ、プラットフォームで可能な高度な統合を構築するには、データ エンジニアとしてのトレーニングとコーディングの経験が必要です。

「基本的な SQL スキルがあれば、Jitterbit を使いこなせるようになるのは簡単ですが、SQL やその他のデータベースの経験がない人が Jitterbit を使いこなすのは難しいでしょうね。」‐  スティーブ S. CIO

３）CDC の欠如

この記事を書いている時点では、Jitterbit の Salesforce 用 CDC はベータ版であり、Jitterbit には MySQL や PostgreSQL のような主要なデータベースプラットフォーム用のコネクタがありません。

こういった課題を考慮すると、Jitterbit にコミットする前に以下を考えてみることが重要です：

  • もともとクラウドでの運用を想定して設計されていないオンプレミスの後付けソリューションに対処する覚悟はあるか？Jitterbit のクラウドベースの動作の遅さは、特にリモートワークが一般的になったコロナ後の世界では、リモートチームにとって課題となる可能性がある。
  • Jitterbit の習得に投資する気はあるか？
  • データストアをほぼリアルタイムで更新し、データ統合のための ELT のアプローチを実現するために、データソースの一部に CDC 機能が必要か？

Integrate.io の概要

Integrate.io のフル機能のプラットフォームは、目的別ツールが４つ組み合わさっています。まず、以前は Xplenty.com として知られていた ETLコンポーネントを提供し、CDC の FlyData、API 生成の DreamFactory を買収して、データオブザーバビリティのコンポーネントを追加したことで、プラットフォームの包括的な性質を認識する名前を持つ「フルサービスの統合」に成長しました。 以下でその各コンポーネントを簡単に見てみましょう。

Integrate.io の ETL

ETL については、Integrate.Io には、直感的なノーコード/ローコード UI（ユーザーインターフェース）があることから、技術経験の有無にかかわらず、エンタープライズ級のデータ統合を誰でも利用できるようになります。マーケティング、BI、ビジネスアナリティクス部門など、技術に詳しくないチームメンバーでも、Integrate.io を使うことで、これまでデータエンジニアが必要だったレベルのカスタム ETL ワークフローを開発することができます。

「Integrate.io はエンタープライズレベルのツールに匹敵します。」- キラン S. 氏

さらに、Integrate.io の ETL コンポーネントは、最も一般的なデータウェアハウスと統合し、印象的なネイティブコネクタのリストがあり、事実上すべてのデータソース/デスティネーションと統合するための強力な REST API コネクタを備えています。

以下は、Integrate.io のネイティブコネクターの一部です：


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Integrate.io の ETL には、Jitterbit、MuleSoft、Talend などのソリューションの数分の一のコストで、Salesforce 間の双方向統合を実現するというもう一つの特徴があります。

Integrate.io の ETL コンポーネントで得られるものに以下のようなものがあります：

  • 100% クラウド上で動作するクラウドネイティブ・プラットフォーム
  • 複雑な ETL ワークフローを作成するためのノーコード/ローコードUI
  • 100以上の事前構築済みパイプライン変換
  • 多種多様なソース/デスティネーションに対応する、豊富な事前構築済みコネクタ
  • 事前構築されたコネクタが存在しない場合のネイティブ REST API コネクタの特殊なケース
  • 最先端のセキュリティおよびコンプライアンス機能
  • 高度なエラーログ機能
  • 特別な設定を必要としない自動メールアラート機能
  • 他のアカウントへの迅速な複製向けの、過去に構築したパッケージの簡単なコピー＆ペースト
  • 動的に作成されるクラスタにより、事実上あらゆる処理および集計要件に拡張可能（詳しくはこちら）
  • 無制限の電話およびビデオチャットによるサポートによる、あらゆるデータ統合のユースケースへの対応
  • Salesforce から Salesforce への双方向統合により、Salesforce のデータを抽出、変換して、Salesforce に注入する

Jitterbit と比べて、Integrate.io ETL には以下の３つの明確な利点があります：

１）使いやすい

上述したように、Integrate.io の ETL は、特別な経験がなくても誰でもデータ統合を作成することができます。

「Integrate.io のインターフェースは使いやすく、そのおかげでチームのあまり技術的でないメンバーでも、ETL ジョブやスケジュールの作成・編集ができるようになりました。Integrate.io を使って、パートナーデータの強化や、さまざまなデータストリームを構造化して使用する方法の変換や柔軟性の追加が実現します。Integrate.io でこれがサッとできるんです。」 - クライアントサクセスディレクター、ニック・M

２）リモートチームのための１００％クラウドネイティブなプラットフォーム

Integrate.io の ETL は１００％クラウドネイティブなプラットフォームであるため、UI（ユーザーインターフェース）は非常に高速で効率的であり、どこからでもアクセスできます。

「リモートで働く従業員は、オフィスで働く従業員に比べ、平均して毎月１.４日、年間では１６.８日多く働いていました。そして、そのような勤務日において、彼らは仕事を終わらせるのにより多くの時間がかかっていました。」- Airtasker

３）セキュリティの向上

オンプレミスでデータをインポート／エクスポートする場合、定型的なデータ統合はそれほどリスクを伴いませんが、リモートチームは、オンプレミスのシステムにログインするたびにリスクを負うことになります。Integrate.io は完全にクラウドネイティブな統合プラットフォームであるため、定型的な ETL タスクは自動化され、人為的なセキュリティ侵害からパイプラインが隔離されることで、セキュリティのリスクが下がります。

「たとえ VPN やリモートデスクトップを使ってオンプレミスのシステムにアクセスしていたとしても、また新たなリスク要素に出くわすことがあります。Integrate.ioのような自動 ETL ツールを採用すすることで、人手を介さずにこのプロセスを処理することができ、リスクがなくなる可能性があります。」‐ Integrate.io のブログ

Integrate.io の CDC

Integrate.io の CDC プラットフォームは、数百ものコネクタを備えたフル機能の CDC であり、それには、１００ほどののソースと最も一般的なデータレイク/データウェアハウスストアが含まれています。

対する Jitterbit は、CDC に対応する Salesforce コネクタのみを宣伝しており、そのコネクタは２０２３年３月時点でベータ版です。 CDC が必要条件であるならば、Integrate.io の CDC は遥かに成熟した有能な製品です。

Integrate.io API の生成

Integrate.io の API 生成プラットフォームは、フル機能の API 生成ツールであり、SOAP または REST プロトコルを使って、SQL または NoSQL データベースの統合に対応しています。 また、SSO 認証、JSON ウェブトークン (JWT)、CORS、API エンドポイントのロールベースのアクセス制御、データのレコードレベルのパーミッション、OAuth、LDAP、Active Directory、SAML 統合など、あらゆるアクセス制御とセキュリティ管理に対応しています。そして API の生成に加え、Integrate.io のツールは完全な Swagger OpenAPI ドキュメントも生成するため、社内のステークホルダーや外部パートナーとの API の共有がしやすくなります。 さらに、Integrate.io は Linux、Windows、Mac OS X上で、パブリック、プライベート、ハイブリッドのインフラに対応しており、 デプロイメントには、Docker コンテナ、Kubernetes、Bitnami、または Git からの直接デプロイなどのオプションがあります。

最新のプラットフォームでは、Integrate.io と Jitterbit の製品はほぼ同等であり、Jitterbit が提供する製品のレガシーな性質で、多くの組織でまだ使われているレガシーフォーマットである EDI に対応していることがわかります。

料金

Jitterbit の料金

Jitterbit は Web サイトで価格情報を開示していませんが、料金について調べたところ、貴重な情報を発見しました。まず、Jitterbit は年間契約による月額課金制であり、ライセンス料は、(1) プラットフォームの「Standard（スタンダード）」、「Professional（プロフェッショナル）」、「Enterprise（エンタープライズ）」のどれを選択するか、(2) 必要な統合の数、(3) その他のビジネス要件によって変わってきます。

プラットフォームのコストに関しては、この Reddit ユーザーは MuleSoft と Jitterbit の料金を設定しており、このユーザーは Jitterbit から年間$90,000の見積もりを受け取っていました：

「MuleSoft の１０万ドルという見積もりほど価値はあるのでしょうか？私の会社は MuleSoft と Jitterbit のどちらを選ぶか迷っています。接続数では Jitterbit の方が１万ドルほど安くなります。どなたかこの比較をして選択された方はいらっしゃいますか？あなたの選択と決め手は何でしたか？MuleSoft は価格に見合う価値がありますか？」 - Cathedermis

Jitterbit を運用するには、かなりの補助費用が必要になることを覚えておくことが重要です。実際、以下のようなコストは、大体 Jitterbit の初期ライセンス料を上回るでしょう：

  • 統合専門スタッフの雇用：Jitterbit の運用に必要なスキルとトレーニングが備わったデベロッパーを雇う必要があり、それにはチームメンバー一人当たり年間10万ドルもの人件費がかかる。
  • 後任スタッフのトレーニング／認定： 従業員が退職するたびに、後任のスタッフのトレーニングや資格取得のための追加費用が発生する。
  • Jitterbit のオンプレミスソフトウェアのホスティング： Jitterbit のオンプレミス統合ソフトウェアのホスティングに関する追加費用が発生する場合がある。

他の Reddit ユーザーは、ユーザーが Jitterbit 規模の統合プラットフォームで予想される莫大な補助コストを以下のようにすぐに指摘しました：

「ミドルウェアを所有するコストは、ライセンスのコストだけではなく、はるかに高額です…統合の構築が簡単であるという製品の宣伝にもかかわらず、それをうまく行うには熟練の技術スキルが必要であり、ある程度の規模の組織では、それは数人で構成されて全員に多額の費用が支払われている可能性があります。 なので、これは１万ドルの差ではなく、生涯にわたる総所有コストであり、一般的な組織では両方とも数百万ドルになります。」- NothingDogg

「これは（米国の）中西部の大部分でさえ１０万ドルの仕事であり、沿岸部になるともっとかかります。それに、福利厚生などのコスト（さらに３０％以上）は含まれていません。単一の管理者やデベロッパーへの費用だけでライセンス取得のコストを上回ります...これは、８〜１０万ドルで奇跡的にあなたの問題を解決する魔法の弾丸ではないし、そのどちらも、あなたがランダムなデベロッパーや管理者に投げて、”これを理解して、エンドポイント/サービス/ETL のダンプを開始して。” と言うものではないはずです。私はビジネスや人員配置についての見識はゼロですが、このようなことが起こるのを何度も見てきました。 このようにして、不適切なセキュリティで保護されたエンドポイントや侵害、全体的に悪い期待や成果物が起こるのです。」 - DejectedExec

結局のところ、Jitterbit のライセンス料は多くの場合年間 80,000 ドルから 250,000 ドル (またはそれ以上) の範囲になります。 さらに重要なのは、補助的なコストを追加すると、大きな統合需要がある一部の企業では、プラットフォームを運用するためのライセンス、人件費、その他のコストが年間 100 万ドルを超える可能性があります。

以下は、Jitterbit のユーザーによる価格についてのコメントです：

「製品が進化するにつれて、価格モデルは若干ややこしくなってきました。 おそらく、”エンドポイント のより明確な定義、またはエンドポイントの種類に基づいた段階的な料金設定がより合理的になるでしょう (例: 組織内のエンドポイント (ファイル共有、ビジネス システム)、外部エンドポイントおよび Web サービス (Salesforce、AWS) など)。皮肉にも、追加の統合を簡単に構築できることにより、料金設定が難しくなるのです。」‐  Executive Sponsor in Legal Services

Integrate.io の料金設定

Integrate.io の各コンポーネントの価格は、Web サイトに明記されています。 各コンポーネントの価格を Jitterbit と比較してみましょう。

ETL の料金設定

Integrate.io は、統合を通過するデータ量ではなく、コネクタごとに料金が請求される手頃な月額料金体系の年間契約で ETL を提供します。 つまり、ETL の予算を事前に計画でき、データ量がとある月で予想外に急増した場合でも追加料金が発生することはありません。

Jitterbits を下回る既製の料金設定に加え、Integrate.io の ETL 総所有コストは以下の理由により低くなっています：

  • 統合スタッフが必要ない： Integrate.io は非常に使いやすいため、熟練したデータエンジニアや統合スペシャリストを雇うのにかかる費用が完全に不要になる。マーケティングのエグゼクティブアシスタントであろうと、BI 部門のチームメンバーであろうと、どんな ETL 初心者でも Integrate.io を使ってデータ統合を作成することができる。
  • トレーニングや資格が不要： Integrate.io の優れたサポートチームが、プラットフォームの使用方法についてサッとトレーニングして、あらゆる統合の設定プロセスを説明してくれることから、特別なトレーニングは必要ない。
  • オンプレミスのホスティングは必要ない： Integrate.io は１００%クラウドネイティブなソリューションであり、インターネットに接続されたデバイスからアクセスできることから、プラットフォームのホスティングに追加コストが発生することはない。

以下は、Integrate.io の料金に関する顧客のコメントです：

「非常に使いやすく、料金設定も良心的です。一度立ち上げれば安定しており、メンテナンスの必要もありません。いろいろな製品を探しましたが、シンプルすぎたり、複雑すぎたり、価格が高すぎるものもありました。この製品のおかげで、リーズナブルな価格で小規模にスタートし、必要に応じて規模を拡大することができました。」- DPD グループ UK のケイレム氏

「Integrate.io のサービスのコストは、正確性、一貫性、時間の節約に十分見合っています。Salesforce のような CRM（顧客関係管理）システムや SQL データベース、そしてその中間的なものとのデータ接続を考えている人には、ぜひお勧めしたいです。」 - 情報技術管理者

CDC の料金設定

CDC/ELT の価格はトランザクションベースで、年間契約で５００万行あたり月額 １５９ドルから始まります。 また、初期同期は無料で、無制限のコネクタと５分間の同期保証が含まれます。

API 生成の料金設定

Integrate.io が提供する API 処理は年額18,000ドルからで、高度なセキュリティなどは追加料金がかかります。 基本的なサポートは含まれており、追加料金でより包括的なサポートを受けることができます。また、Dev/QAまたは別の本番インスタンス用の追加ライセンスは、最初のライセンスより安く購入できます。

データオブザーバビリティの料金設定

Integrate.io が提供する最低価格の製品は、データオブザーバビリティのプラットフォームです。これはフリーミアム製品で、無料のアラートが３つ付いてますが、追加料金を支払えばさらに多くのアラートを利用できます。

UI（ユーザーインターフェース）

Jitterbit と Integrate.io の使いやすさの違いを理解するために、両システムの ETLコンポーネントを掘り下げてみましょう。

Jitterbit の UI

Jitterbit は、データ統合の構築に使用できる「Design Studio」と「Cloud Studio」という グラフィカルな UI が２つあります。

Design Studio

Design Studioは、ETL プロセスの開発がしやすくなる GUI（グラフィカル・ユーザー・インターフェース）を備えたオンプレミスの統合プラットフォームです。Design Studio を操作するには、iOS または Windows のインスタンス（物理マシンまたはホストサーバー）へのインストールが必要であり、ほとんどのDesign Studio ユーザーは、安定性を重視してホスト型サーバーを選択しています。Cloud Studioがリリースされるまで、Design Studio のオンプレミス要件は Jitterbit プラットフォームの最大の欠点の一つでしたが、より高速で信頼性の高いプラットフォームであるため、多くのユーザーが Design Studio を好んで使っています。

以下は、Design Studio の画像です：


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（Design Studio の画像出典：Jitterbit）

Cloud Studio

Cloud Studio は、基本的に Design Studio のプラットフォームをブラウザベースで改修したものです。Jitterbit ユーザーをオンプレミスソフトウェアの管理から解放する一方で、ユーザーからはプラットフォームが遅く、全体的に元の製品の劣化であるとの不満が上がっており、クラウドベースの ETL プラットフォームとしては、最もスムーズに動くわけでもなければ "美しい "ものでもありません。

以下は、Cloud Studio: の画像です：


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（Cloud Studio の画像出典：Jitterbit）

Jitterbit の使いやすさについては、Design Studio も Cloud Studio もポイント＆クリックの機能がある GUI ですが、その操作にはかなりのスキルが必要です。Jitterbit はデベロッパーに投げかけて 「何とかしてくれ 」と頼めるようなソリューションではなく、熟練のETL デベロッパーやコーディング経験のあるデータエンジニアが必要であり、彼らは ETL に長けているだけでなく、Jitterbitの使用経験も豊富です。結局のところ、ほとんどの Jitterbit ワークフロー パイプラインを完成させるには、ある程度のコーディングが求められます。

あるユーザーは、Design Studio と Cloud Studio の UI について、次のように述べています：

「Jitterbit のデベロッパーに求められるスクリプティングの専門知識の深さを時間を欠けて検討してください。Jitterbit はローコードデベロッパーを対象としていますが、プロセスによってはより ”従来の" コーディングのアプローチが求められる場合もあります。」‐ スコット D., リード統合デベロッパー

「Jitterbit はデータ ローダー側でよく知られており、無料版でできることは驚くほどたくさんあります。 ただ、Jitterbit は有料ツールで宣言的にできることを過剰に宣伝しており、特に価格を考えるとドキュメントはあまりいいものではなく、クラウド エージェントですらそれほど信頼できるものではありません…個人的には、有料のクラウド エージェントがある程度制限されている点に不満がありますね。」‐ Steezy13312

Integrate.io の ETL の UI と機能

Integrate.io のグラフィカルインターフェースは、ETL の初心者でコーディングの知識や経験がなくても、サッと直感的に ETL パイプラインの構築プロセスをマスターできるように設計されています。技術に詳しくないユーザーでも、Integrate.io の統合スペシャリストと 1 時間のセッションを行った後には、Integrate.io のノーコード UI をクリックして、洗練されたデータ統合と変換ワークフローを作成することができます。

以下は、Integrate.ioのノーコード UI のサンプルです：

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技術に詳しくないチームメンバーが Integrate.io で複雑な統合タスクを設計できるようになることで、社内のデータエンジニアは面倒な ETL 作業をあまりしなくてよくなります。IT 部門から一人も参加することなく、ETL の経験がなく、コーディング能力もゼロのユーザーでも、以下のことが簡単に行えます：

  • データフィールドを定める
  • ヘッダーに名前を付ける
  • 統合の主キーを設定する
  • 統合のタイミングをスケジュールする
  • API パラメータを設定する

また、Integrate.io には１００以上の変換があらかじめ組み込まれているため、ランキング、交差結合、クローニング、アサーション、並べ替え、集計、制限などの変換ワークフローをサッと設定することができます。

ワークフローの作成は、以下の簡単な５つのステップでできます：

  1. メインメニューから［Packages（パッケージ）］を選択する。
  2. 「New Package（新規パッケージ）］を選択する。
  3. ドロップダウンから必要な 「Workflow（ワークフロー）」を選択する。
  4. 変換を選択する。
  5. 変換の条件を特定する。

Integrate.io の使いやすさは、データ統合戦略を土壇場で変更する必要がある場合に、個々の部門が IT 部門の対応を待つ必要がないということです。さらに、わからなくなったら、Integrate.io のサポート チームがデータ統合のセットアップの各ステップを説明してくれます。

以下は、Integrate.io の UI についてのユーザーの声です：

「ETL プロバイダーを１０社ほど調べた後に、サービスが比較的わかりやすい GUI がありながら、かなり高度な設定が可能だったことから Integrate.io を選びました。大抵の場合は GUI で十分なのですが、断片的なスクリプトを作成したり、カスタム SQL を追加して奇妙なエッジケースを処理したり、大規模な転送をより効率的に行うこともできます（カスタム日付フィールドの使用など）。また、パイプラインの一部としてデータ変換もできます。」‐ 自動車業界コンサルタント

「市場には主に 2 種類の 「サービスとしての ETL」があります。1 つは非常に使いやすくてサービスやデータベース間でデータを移行できますが、変換機能がない、もう 1 つは、運用にフルタイムのデータ エンジニアが必要ですが、カスタマイズされたソリューションがプログラム的に利用できます 。 Integrate.io はその完璧な中間に位置しており、それでアナリストやエンジニアは複数のデータソースに基づいていてもカスタム変換ジョブを数分でデプロイできます。」‐ Tamas S.

ユーザーサポート

Jitterbit のユーザーサポート

Jitterbit の高ポイントの１つに、その優れたカスタマーサポートチームがあります。全ての価格帯において、以下のように電話やビデオチャットによるサポートが受けられます：

  • スタンダード：４８時間 以内に対応
  • プロフェッショナル：２４時間 以内に対応
  • エンタープライズ：６時間以内の対応および２４時間の緊急ホットライン

以下は、Jitterbit のユーザーサポートについての顧客の声です：

「Jitterbit のプレミアサポートチームも一流です。（批判ではない）サポートチケットを入れたことがありますが、1、2時間で対応してくれました。彼らは Webex をセットアップして問題を調査しますが、世にあるほとんどのサポート サービスとは違って、「それは別のプラットフォームの問題ですのでサポートに連絡してください。」 というようなことは聞いたことがありません。 彼らは実際に問題を解決することに最善を尽くしています。 他のシステムを検討する気はありません。」 - クリス K.

「ニーズを達成する最善策について質問したときのサポートは非常に迅速で知識が豊富でした。」‐ ライアン B.

Integrate.io のユーザーサポート

Integrate.io にも、素晴らしいユーザーサポートチームがあります。実際、Integrate.io の専任アカウントサービス担当者は、このプラットフォームをまとめる「秘密のソース」です。各アカウントには、専任の統合スペシャリストがつき、新規ユーザーは、統合スペシャリストと密接に連携し、微妙で高度なデータ接続を設定しながら、プラットフォームの内部と外部を学ぶことができます。

そして何より、Integrate.io の各階層は、統合が１つであろうが１０００であろうが、電話やビデオおよび SMS ベースのサポートを無制限で受けることができます。電話一本でいつでも対応します。

Integrate.io の素晴らしいサポートチームについてのオンラインレビューのコメントをご紹介します：

「Integrate.io の一番好きなところは、チームからのほぼリアルタイムのサポートです。Integrate.io はカスタマーサポートが違います。製品自体は良いもので、高いレベルで使いやすいですし、Integrate.io のスタッフは、クラウドの提案には珍しく、他とは一線を画しています。顔の見えない機械を相手にするのとは違う、いい変化です。」‐ ジェイミー B.

「Integrate.io は、うちのデータチームを大いに助けてくれた ETL と ELT のプラットフォームです。全体的に最も優れている点は、彼らが我が社をクライアントとしてどれだけ大切にしているかということであり、これは多くの ETL 企業には見られないことです。他にも多くの会社を調べましたが、Integrate.io を選んで良かったです。」‐ マーケティング管理者

Jitterbit と Integrate.io についてのまとめ 

ここまでお読みいただければ、Jitterbit と Integrate.io がどのような関係にあるかはご理解いただけたと思います。ただし、念のためにここでカバーされた内容の「長すぎて読めなかった」バージョンを以下にご紹介します：

Jitterbit は、iPaaS、API 管理、アプリ統合、ETL、大容量データ統合など、さまざまなユースケースを処理するオールインワン統合プラットフォームとして、このようなサービスを全て利用できる大企業に最適である可能性があります。 ただ Jitterbit については、次の ２つのことに注意してください：(1) プラットフォームの使用に必要なトレーニングと専門知識を備えた、熟練した統合スペシャリストのチームが必要。 (2) Jitterbit の広範な補助コストは、プラットフォームに関連するすでに高額なライセンス料を超えることがよくある。

Integrate.io もオールインワンプラットフォームですが、アラカルトで提供されており、ETL、CDC/ELT、API 生成、データオブザーバビリティのプラットフォームはそれぞれ別価格となっています。 Jitterbit と Integrate.io が比較できる２つの主要コンポーネントの１つである Integrate.io の ETL 機能も、よりシンプルでクラウドベースです。 つまり、Integrate.io の総所有コストは、Jitterbit のハイブリッドサービスよりもはるかに低い可能性があります。また、Integrate.ioが提供するモダンで純粋なクラウドベースの性質と、一流のサポートによる顧客満足の実績により、Integrate.io はデータ統合のニーズに対してより経済的で信頼できる可能性があります。

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