- Integrate.ioとは?
- Amazon Redshift とIntegrate.ioの使用法
- Amazon RedshiftとIntegrate.ioの組み合わせによる7つのメリット
- Amazon Redshift × Integrate.io
Amazon Redshiftは、世界で最も人気のあるクラウドデータウェアハウスソリューションの1つです。Amazon S3やAmazon EMR(Elastic MapReduce)など、他のAWS製品とともに、Redshiftはデータワークフローの強化やエンタープライズデータの管理をサポートできます。
正しい専門知識があれば、Redshiftは、運用データベースやデータレイクからサードパーティのファイルやWebサイトまで、あらゆるデータソースの統合をサポートします。すべての企業データを一元的に保存することで、Redshiftは最先端のリアルタイム分析を促進し、信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)として機能します。
しかし、こうしたメリットがあるにもかかわらず、Redshiftのデータウェアハウスを使いこなせてない企業があまりに多いのが現状です。例えば、2020年の調査では、中小企業の57%が、企業内でデータと分析を実施するための適任者がいないと回答しています。
幸い、それは一連のETLサービスに付属するサードパーティのAmazon Redshift(データ統合ツール)で単純に解決できます。そこで、クラウドベースのETL(抽出、変換、格納)プラットフォームであるIntegrate.ioの出番となるわけです。Amazon RedshiftとIntegrate.ioは、互いにバッチリ補完し合う存在です。以下に、Amazon RedshiftのデータをIntegrate.ioで管理する方法について、簡単にご説明します。
Integrate.ioとは
Integrate.ioは、企業データを運用し、一元化されたデータウェアハウスに格納するための、クラウドベースのETL、ELT、CDC、リバースETL、 API管理プラットフォームです。以下はIntegrate.ioの特徴と利点です。
- データソースとターゲットを一体化した自動データワークフローの作成
- 数十種類のデータ変換によるデータのクリーンアップ及び保存の準備
- ノーコード、ドラッグ&ドロップのインターフェースにより、誰でもサッとデータパイプラインの構築が可能
- 140以上の組み込み済みデータコネクタと統合機能
- データベース、データウェアハウス、およびその他のデータ製品のための洞察力のある分析と可視化
- HIPAA、GDPR、PCI DSS、CCPAなどのデータセキュリティやプライバシーに関する規制への準拠
- 物理的セキュリティ、ネットワークセキュリティ、静止データのSSL/TLS暗号化など、データセキュリティのベストプラクティスの遵守
SalesforceやHerokuを含む幅広いユースケースとコネクターにより、Integrate.ioは市場でトップのデータ統合ソリューションです。例えば、当社のeコマースの顧客は、Google AdWordsやFacebookなどのプラットフォームで、よりスマートなターゲット広告を含むマーケティングキャンペーンの合理化と最適化のために Integrate.ioを利用しています。
Amazon Redshift とIntegrate.ioの使用法
Amazon Redshiftクラウドデータウェアハウスは、市場でトップのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの1つです。ユーザーは、AWSアカウントを作成し、データをアップロードするとすぐにRedshiftの使用を始めることができます。
Amazon Redshiftを利用するメリットは以下の通りです。
- 使いやすい:SQLやリレーショナルデータベースに慣れていれば、Redshiftでの作業はシンプルで直感的なものになり、Redshiftは、ユーザースクリプトによって多くの管理作業の自動化ができます。
- 費用対効果:オンプレミスのデータウェアハウスとは異なり、Redshiftは「使った分だけ支払う」コストモデルを採用しています。Redshiftの価格モデルには、オンデマンドとリザーブドインスタンスの2種類があり、顧客のニーズに合った価格設定が可能です。
- Amazonのエコシステム:Redshiftは独立した製品ではなく、Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)やサーバーレスコンピューティングのためのAWS Lambdaなど、AWSのエコシステムの他の部分と簡単にインターフェースすることができます。IAM(アイデンティティとアクセス管理)から機械学習やAIまで、AWSにはあらゆる企業のニーズに対応するソリューションがパブリッククラウドに含まれています。
ただし、大規模で高性能なビッグデータのユースケースには、企業データを自動的に抽出し、監視する方法が必要です。そこで、Amazon RedshiftとIntegrate.ioを併用すると、データ処理、管理、分析において完全にお互いを補完することができます。
Redshiftには固有の利点が多くありますが、データのボトルネック、複数のデータソースの統合の難しさ、高いクエリ実行時間、パフォーマンスの問題など、独自の課題も存在します。これは、Amazon RedshiftとIntegrate.ioが手を取り合って作業する絶好のチャンスです。
Integrate.ioは、あらゆるソースやデータセットからRedshiftデータウェアハウスに直接データを送ることができるAmazon Redshiftコネクタを提供しています。Integrate.ioのRedshift ETLの提供により、技術的な詳細に踏み込むことなくRedshiftデータウェアハウスの問題を解決できます。
Integrate.io のパワフルでコードフリーなETLプラットフォームにより、ユーザーは、Redshiftの配信先に格納されるデータを正確にフィルタリングし、制御することができます。例えば、Integrate.ioのREST APIコネクタにより、REST APIを持つあらゆるソースからデータを取り込むことができます。I/O、並列性、並行性、データベース接続、ジョブスケジューリングなどの技術的な懸念はすべて裏方で処理されるので、ユーザーは全体像に集中することができます。
Amazon RedshiftとIntegrate.ioの組み合わせによる7つのメリット
1. より大きな柔軟性
Integrate.ioは、驚異的な柔軟性と適応性を持つデータ統合プラットフォームです。140以上の組み込み済みデータコネクタと統合機能を備え、ユーザーは ETL パイプラインのデータソースとターゲットの変更ができます。例えば、Redshift からSnowflakeまたはMicrosoft Azureへの移行を決定した場合、Integrate.ioはその移行に同行することができ、これにより、ベンダーロックインのリスクを簡単に回避できます。
2. 鉄壁のセキュリティ
機密データをクラウドに保存する場合、常にセキュリティに気を配らなければいけません。Integrate.ioは、ETLパイプライン内にある最も機密性の高い情報を安全に保護します。プラットフォームでは、SOC 2 コンプライアンスやフィールドレベルの暗号化などの機能を備えており、企業データが Redshiftデータウェアハウスに移動する際の保護方法をより詳細に制御できます。
3. 価格モデル
Redshiftと同様に、Integrate.ioはより多くのデータの運用をサポートすべく、ユーザーに優しい価格モデルを提供しています。Integrate.ioの価格設定は、データパイプラインのコネクタの数に基づいています。つまり、より多くのデータを消費する予定があっても、パイプラインのアーキテクチャが同じであれば、コストが増加することはないのです。Integrate.ioは、Redshiftの利用を急速に拡大することを計画している企業にピッタリの選択肢です。
4. 幅広い用途に対応
Integrate.ioの ETLプラットフォームは、観光業、SaaS、e-ラーニング、ヘルスケアなど、さまざまな業界の企業で利用できます。例えば、eコマース領域において、小売業者はIntegrate.ioを利用することで、顧客360ビューを実現し、ブランドロイヤリティの最大化や、ウェブ、モバイル、店舗での顧客体験の最適化ができます。
5. CDC (変更データキャプチャ)のサポート
CDC(変更データキャプチャ)は、前回のデータ統合ジョブ以降にソーステーブルやデータベースに加えられた変更を検出する技法です。それによって次のジョブでは、プラットフォームは、テーブルやデータベース全体ではなく、変更されたデータのみを移動させることができます。Integrate.ioでは FlyData プラットフォームでCDC をサポートしており、ETLワークフローをより速く効率よく行うことができます。
6.ELTのサポート
ELT (抽出、格納、変換) は、データ統合の代替形態で、情報を変換する前にまずRedshiftのようなターゲットロケーションに格納されます。ELT は、より多くのリソースと技術的な知識を必要としますが、ワークフローをより柔軟かつ動的にします。Integrate.ioは、ETLとELTの両方をサポートしており、顧客のビジネスニーズに最適なオプションを選択できます。
7. リバースETLのサポート
リバースETLは、Redshiftのような集中型データウェアハウスからサードパーティシステムに情報を流し込むデータ統合アーキテクチャであり、CRM、BI、分析プラットフォームのユーザーにデータとインサイトを提供できるようになります。Integrate.ioは、ETLとリバースETLの両方のデータパイプラインの構築ができます。
Amazon Redshift × Integrate.io
Integrate.ioは、強力で機能豊富なETLおよびデータ統合プラットフォームであり、選択したデータエコシステムと簡単に連携できます。Amazon Redshift クラウドデータウェアハウスに企業データをホスティングする場合、Integrate.ioはRedshiftにデータを取り込み、価値あるインサイトを得るために必要なコネクター、変換、およびパイプラインの提供でサポートします。
ETL以外にも、Integrate.ioのプラットフォームはより多くのものをご提供します。顧客のビッグデータのニーズに一箇所で応じるために、最高のツールやソフトウェアと力を合わせました。Integrate.ioには、APIの即時生成、CDC、データウェアハウスのパフォーマンス分析などの機能があります。
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