本記事では、REST API を使って Salesforce を統合する方法を一つずつご説明します。Salesforce の REST API 統合の利点に気づき、認証、API リクエストの作成、データ同期の処理のプロセスを探していきましょう。統合の成功に向けたエキスパートからのヒントをご覧いただくことで、Salesforce を最適化して業務を強化できるようになります。
本記事における主なポイントを5つ以下に挙げましょう:
- Salesforceは、顧客関係の管理および様々なビジネスプロセスの最適化のための主要機能を備えたクラウドベースの CRM(顧客関係管理)プラットフォームである。
- REST (Representational State Transfer )API は、HTTP リクエストを使ってプログラムで Salesforce と通信できるようにするインターネット標準である。
- Salesforce の REST API との統合で、リアルタイムのデータ同期、自動化されたワークフロー、サードパーティのアプリケーションの統合、データ精度の向上、柔軟性の向上が実現する。
- 統合の成功には、API の制限を理解し、HTTPS でデータを保護して、強力な認証方法を実装することが非常に重要である。
- 統合後は、API の使用状況とパフォーマンスの定期的な監視、重大なエラーに対するアラートの設定、データの整合性と信頼性を確保するための包括的なテストの実施が不可欠である。
本記事では、Salesforce の REST API の統合の意義と、それが CRM 戦略をどのように上げ、今日のデジタル環境における成長と成功を促進するかを見ていきます。
はじめに
企業は、常に顧客関係の改善や業務の効率化の方法を模索しています。 Salesforce は、企業が顧客とのやり取りを管理および最適化するののをお手伝いする CRM プラットフォームであり、販売、マーケティング、顧客サービスのプロセスを効率化するための包括的なツールと機能のスイートを提供します。
そして、REST API は、Salesforce とプログラムでやり取りするための方法であり、これで Salesforce でのデータへのアクセスおよび操作や、カスタムワークフローの作成、Salesforce の他のアプリケーションとの統合ができます。
Salesforce の REST API の統合は、以下のようなメリットを企業にもたらします:
- リアルタイムのデータ同期
- 自動ワークフロー
- サードパーティのアプリケーションとの統合
- データ精度の向上
- 柔軟性の向上
顧客との関係の改善や業務の効率化、柔軟性の向上ができる方法をお探しでしたら、Salesforce の REST API 統合は、企業がその目標を達成するのに必要な機能を幅広くもたらすことができるツールです。
基本の理解
このセクションでは、クラウドベースの CRM プラットフォームとしての Salesforce の定義、主な特徴およびその機能についてお話します。また、REST API について、その構造、プラットフォーム間の通信とデータ交換の実現方法についてもご説明します。
Salesforce とは
Salesforce は、クラウドベースの CRM プラットフォームであり、企業が顧客との関係を管理および最適化するお手伝いをし、営業、マーケティング、顧客サービスのプロセスを効率化するための包括的なツールや機能を提供します。
以下は、Salesforce の主な特徴および機能です:
- 連絡先およびアカウント管理
- 見込み客、好機、取引を追跡するセールスオートメーション
- 最適化されたキャンペーンと見込み客管理のための MA(マーケティングオートメーション)
- カスタマーサービスとサポート管理
- カスタマイズと統合オプション
- データ主導の意思決定のための分析およびレポートツール
- 外出先での生産性を高める Salesforce アプリによるモバイルアクセス
REST API とは
REST API(Representational State Transfer API)は、Web サービスを構築するためのインターネット標準であり、これでさまざまなソフトウェアシステムが、GET、POST、PUT、DELETE のような HTTP リクエストを使って、通信やデータの交換ができるようになります。そして、データは大体 JSON や XML のような形式です。
Rest API の基本
REST API の構造は以下の通りです:
- リソース: API がアクセスするオブジェクトを表す
- URI: リソースの一意な識別子
- HTTPメソッド: クライアントがリソースに対して取りたいアクションを決定する。一般的なメソッドは GET、POST、PUT、DELETE であり、サーバにリクエストを送るとき、クライアントはリクエストボディに特別な詳細を含めることができる。
- ペイロード: リソースの作成、更新、削除のために API に送信されるデータ
- レスポンス: リクエスト後に返されるデータで、リソースの状態に関する基本情報を含む。また、レスポンスヘッダのコンテンツタイプは、データ形式(JSON、XML)を示す。
REST APIの機能は以下のようなものがあります:
- データ取得: URL とパラメータを指定してリクエストを送信し、API から特定のデータを取得する。
- データ作成: 顧客の記録作成など、Web サービスに新しいデータを追加する。
- データ更新: 顧客の連絡先情報の更新など、既存のデータを変更する。
- データ削除: 顧客の記録の削除など、Web サービスからデータを削除する。
Salesforce の REST API の理解
Salesforce の REST API は、Salesforce のデータへのプログラムによるアクセスを提供する Web サービスです。REST API は、Web サービスをデザインおよび開発するための一連の原則である REST アーキテクチャスタイルを使用しており、GET、POST、PUT、および DELETE などの HTTP メソッドを使って、Salesforce のレコード(記録)にアクセス、作成、更新、または削除します。
そして外部システムは、Salesforce リソースを表す一意の URL にリクエストを送信し、JSON または XML 形式の構造化されたレスポンスを受信します。また、OAuth などの認証メソッドにより、Salesforce データへの安全なアクセスが保証されます。この API はシームレスが統合を促進することから、データ交換や相互接続システムの構築が実現します。
Salesforce の REST API 統合のメリット
Salesforce の REST API 統合は、あらゆる規模の企業にとって価値あるツールであり、ビジネスプロセスの効率化、顧客関係管理の改善、より良い結果の獲得ができるようになります。ここでは、Salesforce の REST API 統合のメリットとビジネスプロセスの効率化について見ていきましょう:
- リアルタイムのデータ同期: Salesforce の REST API 統合にリアルタイムのデータ同期があることから、アプリケーション間での最新の情報が保される。たとえば、営業担当者が Salesforce で顧客レコードを更新すると、他の統合アプリケーションにも反映され、この一貫性により、エラーや遅延が防止され、全員が同じページを参照することで業務効率が上がる。
- カスタマイズ可能な機能と特徴: Salesforce の REST API 統合では、機能と特徴をカスタマイズできる。つまり、組織固有のニーズに合わせて Salesforce 統合をカスタマイズできるということであり、たとえば、タスクを自動化するカスタムワークフローの作成や、データに関するインサイトを提供するカスタムレポートの作成ができる。
- 顧客関係管理の改善:Salesforce の REST API 統合は、全顧客データの単一ビューを提供することで、CRM の改善ができる。この統合ビューにより、全チャネルにわたるインタラクションを追跡し、顧客とのより強固な関係を構築できる。
以下に、Salesforce の REST API 統合によるビジネスプロセスの効率化の例をいくつか挙げてみましょう:
- Salesforce と MA プラットフォームを連携させることで、マーケティングメールの送信やメール結果の追跡を自動化でき、それによって、マーケティングキャンペーンの効率が上がり、より良い結果が得られる。
- Salesforce とカスタマーサポートプラットフォームを統合することで、カスタマーサービス担当者が顧客データにアクセスできるようになり、これによって、カスタマーサービス担当者は顧客の問題をより迅速に解決できるようになる。
- 会計プラットフォームを Salesforce と統合することで、売上と経費を記録することができ、それによって、企業は財務報告の改善や、より良い財務上の意思決定ができるようになる。
Salesforce の REST API 統合のステップごとのプロセス
Salesforce と REST API を統合すると、プラットフォームと Salesforce の強力なデータや機能をシームレスに連携できます。以下にご紹介するステップごとの手順とベストプラクティスに従って、統合のセットアップと管理を行いましょう。
統合の前提条件
統合プロセスを始める前に、以下の前提条件が揃っていることを確認してください:
- Salesforce のアカウント: Salesforce のアカウントへのアクセスが必要。ちなみに、Salesforce Developer Edition の新規アカウントは https://developer.salesforce.com/signup から無料で作成可能。
- RESTful API の理解: HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETE)および、URL と JSON または XML レスポンスを通じてデータがどのように交換されるかを理解している。
- プログラミング知識または統合ツール: プログラミング言語または API リクエストが可能なツール(Python、JavaScript、cURL、Postmanなど)に精通している。
Salesforce の REST API 認証情報の生成
Salesforce の REST API を使うには、API 認証情報 (Consumer Key および Consumer Secret) の取得が必要です。以下の手順に従ってください:
- Salesforce のアカウントにログインする。
- 右上の歯車アイコンをクリックして[Setup(設定)]にアクセスする。
Salesforce の設定
- 左サイドバーの Platform Tools(プラットフォームツール) > Apps(アプリ)に移動し、App Manager(アプリの管理)をクリックする。
新規接続アプリ
- New Connected App(新規接続アプリ)をクリックし、以下の詳細を入力する:
- 接続アプリ名(例:「Integration App)
- API 名(接続アプリ名から自動生成される)
- 連絡先メールアドレス(管理者用)
接続アプリの管理
- [Enable OAuth Settings(OAuth 設定を有効にする)]の チェックボックスをオンにしてOAuth2 認証を有効にする。
- Callback URL(コールバック URL) のフィールドに、例えば https://login.salesforce.com/services/oauth2/callback などの有効な URL を入力する。
- 選択された OAuth Scopes (OAuth スコープ)の下に、統合に必要なスコープを追加する(ここでは、"Full access(full) "を追加)。
- [Save(保存)] > [Continue(継続)] をクリックする。Salesforce の REST API での認証に使う Consumer Key (クライアント ID)と Consumer Secret (クライアントシークレット)をメモする。
顧客の詳細
- [Manage (管理)] > [OAuth Policies (OAuth ポリシー)]に移動し、[Relax IP restrictions (IP 制限の緩和)]を選択する。この手順が完了したら、Salesforce を呼び出して統合するプロセスに進む。
最初の API リクエストの構築とテスト
Salesforce の REST API 統合の最初の API リクエストの構築およびテストでは、Salesforce で認証を行い、データを取得するための簡単な API リクエストを作成します。 このセクションでは、Python と Postman を使って、Salesforce の REST API 統合の最初の API リクエストをビルドしてテストします。
Python の使用
Salesforce の REST API と対話するには、以下の2つの Python ライブラリのインストールが必要です:
pip install requests
pip install simple-salesforce
以下に、Salesforce で認証を行い、アクセストークンを取得するための簡単な Python スクリプトをご紹介します:
from simple_salesforce import Salesforce
# Replace these values with your actual Salesforce credentials
username = "your_salesforce_username"
password = "your_salesforce_password"
security_token = "your_salesforce_security_token"
consumer_key = "your_connected_app_consumer_key"
consumer_secret = "your_connected_app_consumer_secret"
# Authenticate with Salesforce
sf = Salesforce(
username=username,
password=password,
security_token=security_token,
consumer_key=consumer_key,
consumer_secret=consumer_secret
)
# Now you can use the 'sf' object to make API requests
Postman の使用
Postman をインストールするには、以下の2つの選択肢があります:
- Postman Apps にアクセスしてアプリケーションをダウンロードする。
- あるいは、Google Chrome のアドオンとして使いたい場合は、Chrome のWeb ストアで「Postman」を検索し、ブラウザに追加する。
Salesforce 統合の最初のステップでは、Salesforce org にアクセスするための HTTP ログインリクエストの URL を設定します。リクエスト URL を作成するには、以下の構造に従ってください:
URL のハイライトされたテキストを以下の情報に置き換えます:
- YourConsumerKey: 接続アプリから取得した「Consumer Key」
- YourConsumerSecret:接続アプリから取得した「Consumer Secret
- SalesforceUserName: Salesforce のユーザー ID を入力す
- SalesforcePassword:Salesforce へのログイン情報を入力する
このリクエストURLを設定することで、Salesforce の統合と認証を進めることができます。
- POST メソッドを作成し、リクエスト URL の [Send(送信)] をクリックして、Salesforce でリクエストを認証する。
実行に成功すると、アクセストークンなどのレスポンスが返されます。
API リクエストの実行
これでアクセストークンが取得できたので、これを使って Salesforce データとやり取りするための API リクエストを行うことができます。
Python の使用
たとえば、simple-salesforce ライブラリを使って Salesforce アカウントのリストを取得してみましょう。
# Previous code for authentication
# Make an API request to get a list of accounts
response = sf.query("SELECT Id, Name FROM Account LIMIT 5")
# Print the results
for account in response["records"]:
print(f"Account Name: {account['Name']}, Account ID: {account['Id']}")
Postman の使用
- Postmanで新しいリクエストを作成する
- リクエストタイプを GET に設定し、アカウントを取得する Salesforce の REST API のエンドポイントの URL を入力する (プレースホルダを置き換える):
https://instance.salesforce.com/services/data/vXX.X/query/?q=SELECT+Id,Name+FROM+Account
上の「instance」は Salesforce インスタンスのURLに、「XX.X」は API のバージョン番号に置き換えてください。
- Authorization (認証)ヘッダをリクエストに 追加する:
- 種類: Bearer Token
- Token:[前のステップで取得したアクセストークンを貼り付ける]
- [Send(送信)] ボタンをクリックしてリクエストする
- 成功すると、Salesforce アカウントのリストなどの応答が返される
以上の手順で、Python と Postman を使って Salesforce の REST API 統合のための最初の API リクエストを作成し、テストすることができました。
注: Salesforce のデータベースからデータを取得するには、SOQL (Salesforce Object Query Language) を使うといいでしょう。SOQL は Salesforce 専用で、Salesforce オブジェクト (sObjects) で動作するようにデザインされており、SQL (Structured Query Language) に似ていますが、Salesforce のデータモデルに対するクエリ用に調整されています。
API のレスポンスとエラーの処理
Salesforce の REST API を効果的に使うには、API レスポンスと潜在的なエラーの慎重な管理が求められ、レスポンスには、リクエストの成功または失敗を示すステータスコードが含まれます。そして、一般的なステータスコードには、以下のようなものがあります:
-
200:OK (リクエスト成功)
-
201:Created (リクエストは成功し、新しいリソースが作成された)
-
204:No Content(リクエストは成功したが、返すデータがない)
-
400:Bad Request(不正なリクエスト形式またはパラメータ)
-
401:Unauthorized(認証失敗)
-
404:Not Found(リソースまたはエンドポイントが見つかりません)
- 500:nternal Server Error(サーバー側のエラー)
レスポンスの処理:
- HTTP のステータスコードを確認する: ステータスコード200は正常な応答を示し、その他のコードはさまざまなタイプのエラーを示す。
- レスポンスを解析する: JSON や XML などの適切なデータ形式を使って、API レスポンスから関連データを抽出する。
- データの完全性を確認する: 受信したデータが正確であり、予測と合致していることを確認する
エラーの処理:
- HTTP のステータスコードを確認する: 200以外のステータスコードはエラーの合図であり、それぞれのコードには特定の意味がある
- エラー処理を実装する: エラーを記録し報告する仕組みを構築することによって、迅速な特定と解決が実現する
- メカニズムの再試行: 一時的なエラーに対する再試行の戦略の実装を検討し、それによって一時的に問題を克服できる。
一貫したデータの同期と更新管理
Salesforce と統合プラットフォーム間の一貫したデータ同期を維持するには、以下のベストプラクティスに従いましょう:
- Salesforceからプラットフォームへの一方向同期や双方向更新のための双方向同期など、データ同期戦略を決定する。
- ビジネスニーズとデータ更新頻度に基づいて、定期的なデータ同期をスケジュールする。
- SOQL(Salesforce Object Query Language)などのフィルタリングメカニズムを使って、必要なデータのみを取得して過剰な API リクエストを回避する。
- Salesforce のデータ変更を処理する更新ロジックを実装し、新しいレコードがプラットフォーム上で正しく更新または作成されるようにする。
Salesforce の REST API 統合がうまくいくためのヒント
Salesforce の REST API 統合は、Salesforce を他のアプリケーションやシステムと繋げる強力な方法であり、カスタムアプリケーションの構築、サードパーティツールとの統合、プロセスの自動化のいずれにおいても、以下のヒントに従うことで、統合は確実にうまくいくでしょう:
API の制限を理解する
- API ドキュメントを十分に確認する: Salesforce API のレート制限は、組織のエディションと API バージョンによって変わってくることから、1 日のリクエスト数、同時リクエスト数、データ取得数の制限を理解し、制限を超えないようにする。
- API 使用量の監視: API の使用量を定期的に監視し、制限に近づいたときに通知するアラートを設定する。ちなみに Salesforce には、常に情報を得られる API の使用状況通知などのツールがある。
- レート制限戦略の実施: レート制限に当たるのを防ぐため、不要な API コールを最小限に抑えることで統合を最適化し、可能な限りデータをキャッシュして、バッチ処理を使って個々のリクエスト数を減らす。
データセキュリティの確保
- セキュアな通信には HTTPS を使う: Salesforce と統合システム間のデータ伝送には、常に HTTPS を使う。それによって、送信中のデータが暗号化され、潜在的な脅威から機密情報が保護される。
- 認証および認可: OAuth 2.0 や JWT などの強力な認証方法を使って、許可されたユーザとシステムのみが API を介して Salesforce データにアクセスできるようにする。
- 定期的な監査および監視:定期的なセキュリティ監査と API アクティビティの監視を実施し、潜在的な脅威を検出して対処する。
大規模データセットに対する Bulk API の活用
- まとめられたデータ処理のニーズを特定する: 統合で大量のデータを処理する場合は、Salesforce の Bulk API を活用してデータを効率的に一括処理し、一括処理のメリットが最も大きい特定の操作を特定する。
- バッチサイズの最適化: さまざまなバッチサイズを試して、効率とリソース消費の最適なバランスを見つける。バッチサイズを小さくするとタイムアウトのリスクが減り、バッチサイズを大きくすると全体的なパフォーマンスが上がる。
- 非同期処理: API のレート制限を回避し、パフォーマンスを上げるために、データ操作を非同期で実行する。
効果的なエラー処理とトラブルシューティング
- エラーのログと監視: エラーや例外を捕捉するために、詳細なロギングメカニズムを導入する。また、ログを定期的に分析し、繰り返し発生する問題や潜在的な改善点を特定する。
- メカニズムを再試行する:データ配信の信頼性を上げるために、一過性のエラーに対するリトライ戦略を実装する。
- 包括的なエラーメッセージ: トラブルシューティングやデバッグを支援するために、統合に意味のあるエラーメッセージを提供する。
- 徹底したテスト: 誤入力やエッジケースなど、さまざまなシナリオで統合の包括的なテストを実施する。それによって、本番環境へのデプロイ前に潜在的な問題を発見することができる。
- 統合の健全性を監視: デプロイ後、統合のパフォーマンスと健全性を継続的に監視する。アラートと通知を設定して、重大なエラーに迅速に対処し、サービスの中断を回避する。
まとめ
結論として、Salesforce と REST API を統合することで、多くのメリットが得られ、それによって業務が効率化されて、全体的な効率が上がります。今回は、クラウドベースの CRM プラットフォームの代表格である Salesforce と、Web サービスとのシームレスなコミュニケーションを実現するREST APIについてご紹介しました。
Salesforce の REST API 統合を活用することで、企業はリアルタイムのデータ同期の実現、機能のカスタマイズ、顧客関係管理の向上ができるようになります。 この統合により、企業はデータに基づいた意思決定の実施や生産性の向上、より良い顧客エクスペリエンスの提供ができるようになるのです。
このガイド全体を通じて、Salesforce の REST API 統合のプロセスが一つずつわかり、それによってスムーズな実装の成功が保証されます。そして、シームレスな統合の実現には、API の制限の理解、データ セキュリティの優先、大規模なデータセットに対する一括 API の活用、効果的なエラー処理方法の採用が不可欠です。
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Q&A
Q. データ統合における Salesforce の REST API の役割は何ですか?
A. Salesforce REST API は、さまざまなシステムが Salesforce と通信し、情報を共有できるようにすることで、データ統合のお手伝いをし、Salesforce と他のアプリケーションやデータベースとの間でデータをスムーズにやり取りするための橋渡しのような役割を果たします。そして、API を介した簡単なコマンドで、Salesforce からデータを簡単に転送、更新、取得できます。
Q. Salesforce の REST API 統合で業務はどのように改善されるのでしょうか?
A. Salesforce の REST API 統合で、さまざまなソフトウェアやシステムの連携ができるようになります。この統合により、タスクの自動化、時間の節約、エラーの削減ができるようになり、また、ビジネスデータを完全に把握できるため、十分な情報に基づいた意思決定が可能になります。一言で言えば、Salesforce の REST API 統合によって、業務を円滑にし、作業のシンプルにして、ビジネスの成長への貢献をします。
Q. Salesforce の REST API 統合時のデータセキュリティはどのように管理すればいいですか?
A. Salesforce の REST API を統合する場合、データの安全確保は欠かせません。Salesforce は、OAuth2 認証のような多くのセキュリティ対策を講じ、APIに安全にアクセスできるようにしており、ユーザーの権限を制御して、IP ホワイトリストを使って不正アクセスを阻止します。また、転送中はデータは暗号化と安全な通信にって保護されます。 さらに、常に警戒を続けるために、定期的な監査とモニタリングが行われます。簡単に言えば、Salesforce は情報を安全に保つために、データセキュリティを最優先しているのです。
Q. Salesforce の REST API 統合における一般的な課題とその克服方法は何ですか?
A. Salesforce の REST API 統合における一般的な課題には、次のようなものがあります:
- システム間のデータマッピングの不一致
- API のバージョン管理の問題
- レートの制限
- 大量のデータ処理
このような課題を克服するために、以下のような戦略を考えてみましょう:
- 徹底したデータマッピングと検証
- API のバージョンを最新に保ち、互換性を確保する
- バッチ処理と効率的なデータ処理技術の実装
- 迅速な問題の特定と解決のための強固なエラー処理、ロギングおよび監視
Q. Salesforce の REST API 統合では、どのくらいの頻度でデータ同期の実行がされるべきですか?
データ同期の頻度は、以下によって決まります:
- ビジネスニーズ
- データが変わる頻度
考慮すべき同期オプション:
- リアルタイムのデータ要件に対応した継続的な同期
- 定期的なバッチ同期(1時間ごと、1日ごと、1週間ごと)により、データリソースの使用量のバランスをとる。
同期の考慮事項:
- 重要なデータは、より頻繁な同期が必要かもしれない
- 重要度の低いデータは、同期頻度を低くできる
- ビジネスデータの要件とシステム機能を評価し、最適な同期頻度を決定する