eコマースの統合は、eコマースサイトではマストですが、特に手動で行おうとすると、複雑で時間のかかる作業です 。そこで作業を簡単にすべく、eコマース統合の究極のガイドをまとめました。これで必要なものがさっと見つかり、より早く販売を開始できます。
eコマース統合について知っておくべきポイントは以下の5点です。
- eコマース統合は、eコマースプラットフォームとCRM(顧客関係管理)、ERP(企業資源計画)、決済ゲートウェイ、マーケティングソフトウェアなど、他のアプリケーションとのインタラクションをサポートします。
- eコマース統合で、データのサイロをなくし、手作業を減らし、組織全体の可視性を改善させやすくなります。
- eコマース統合を実行する際の課題としては、レガシーシステムやデータ品質の問題およびデータソースとターゲットの非常に複雑なWebがあります。
- P-P接続(ポイントツーポイント)のコネクタは、中小企業にとっては手軽で簡単ですが、一元管理する方法がないため、ITチームの負担が増えてしまいます。
- 大規模な企業や成長企業にとって、組織全体のデータ移行に必要なすべてのコネクタを扱うには、専用のeコマース統合プラットフォームが最適な方法です。
Shopify、BigCommerce、Magento、WooCommerce、あるいはその他のオプションなど、eコマースプラットフォームの選択肢は事欠きません。しかし、プラットフォームそのものは、eコマース・ビジネスのためのオールインワン・ソリューションではないので、ITエコシステム内の他のアプリケーションやシステムと統合することによって、プラットフォームの機能性を高める必要があります。
eコマース統合とは?
ITの分野では、統合(コネクタとも呼ばれる)とは、関連性のない2つのシステムやアプリケーションを結びつけ、通信やデータの共有を可能にすることです。したがって、eコマース統合とは、eコマース企業がeコマースソリューションやプラットフォームをIT環境内の他のアプリと接続するための統合です。
その他のアプリには、以下のものが含まれる場合があります。
- SalesforceなどのCRM(顧客関係管理)
- ビジネスプロセスの合理化と最適化のためのERP(企業資源計画)
- オンラインショッピングのビジネスモデルを強化するためのeコマースマーケティングツール(eメールマーケティング、SEO、ソーシャルメディアなど
- 顧客からの注文や製品の在庫を管理する在庫管理・受注管理ソフトウェア
- 顧客の決済を処理する決済ゲートウェイとPOS(販売時点情報管理)システム
これらの統合により、eコマース企業は、IT環境のデータを自動で同期し、更新することができるのです。
eコマース統合のメリット
eコマース統合のメリットは以下の通りです。
- 手作業の軽減:統合を自動的に行う方法がない場合、eコマースサイトは手動でのデータ入力とマイグレーションに頼らざるを得ません。この手作業は、時間と手間がかかるだけでなく、ミスが発生しやすいものです。eコマース統合を使えば、このプロセスを自動化し、生産性と効率を大幅に向上させることができます。
- データサイロの解消:データサイロとは、他の人が利用することで利益を得られるにもかかわらず、組織内の単独のチームまたは部署のみでしか利用できないデータセットのことです(データの分断)。eコマースの統合により、情報は簡単に組織全体に行き渡り、こういったサイロは解消され、データに基づく重要なインサイトの提供が可能になります。
- 可視性の改善:eコマースストアにデータを統合することで、オンラインビジネスのオペレーションを完全に可視化できます。eコマース統合により、eコマースデータを使用することで利益を得られる人々やソフトウェアが、いつでもデータにアクセスできることが保証されます。
- データに基づく意思決定の改善:eコマースのプラットフォームで集まったどんな情報も、他のデータと組み合わせて統合・分析することで、より強力なものになります。数字を分析することで、オンラインでの売上の向上や顧客体験の改善に向けた対策が見つかります。
eコマース統合の課題
eコマースとの連携には多くのメリットがありますが、その一方で、導入時に必ず立ちはだかる壁もあります。eコマースサイトは、以下のような問題に対処するための必勝法を備えていなければなりません。
- レガシーシステム:eコマースサイトの中には、IT環境の他の部分との統合が非常に難しい、時代遅れのレガシーシステムによって圧迫されているものもあります。このようなシステムが長く存在すればするほど、システムの更新や近代化が難しくなります。
- 膨大なデータソースとターゲット:eコマースの統合は、eコマースプラットフォームはもちろん、他のソフトウェアアプリケーション、データベース、データウェアハウス、サードパーティのウェブサイトやファイルなど、ソースやターゲットがいくつも存在します。eコマース統合ソリューションの選択には、データを必要な場所間で効果的に転送できるコネクタが必要です。
- データ品質の問題:eコマースとの統合が適切に設定されていても、データワークフローは、情報の重複、不正確性、一貫性の欠如、古さなどの品質問題に悩まされることもあります。このようなデータ品質を改善する手段がなければ、「GIGO(ガベージ・イン、ガベージ・アウト)」の状態に陥り、インサイトや予測に支障をきたすことになります。
eコマース統合の方法
ここまで、eコマース統合のメリットと難しさの両方について説明してきましたが、ここで1つ疑問が残ります。eコマースのプラットフォームとデータを、他のIT環境とどのように統合すればいいのでしょうか。
おそらく最もシンプルな方法は、1つのアプリケーションやシステムを他のシステムと統合するP-P接続コネクタを使用することでしょう。この方法は、ITエコシステムの拡大や変化に応じて「従量課金性」方式で利用できるため、迅速かつ安く実現できます。
しかし、P-P接続のコネクタには、さまざまなデメリットもあります。一番の大きな問題は、コネクタのネットワーク全体を一元的に管理・運用する術がないことです。ということはつまり、トラブルシューティングやクラッシュや障害からの復旧が著しく困難になる可能性があるのです。
eコマースビジネスが成長するにつれ、一度に多くのコネクターが使える、eコマース統合のための専用ソリューションが必要になることがあります。
統合に最適なIntegrate.ioを使うとどうなる?
単純なP-P接続の統合よりも大きな需要があるeコマースビジネスには、強くて丈夫なデータ統合ツールが必要です。そこで、Integrate.io の出番となるわけです!
Integrate.io は、ETL(抽出、変換、格納)およびデータ統合ソリューションで、以下をサポート、カバーします。
Integrate.io プラットフォームには、Shopify、Magento、BigCommerce を含む 140 以上のコネクタと統合機能があらかじめ組み込まれているため、既存のデータワークフローに完全に適合させることができます。
Integrate.io のノーコードのドラッグ&ドロップ・インターフェースにより、誰でも簡単に集中型データウェアハウスやデータレイクへの自動データパイプラインを構築することができます。Integrate.ioのFlyData CDC(変更データ取得)ツールは、前回の統合作業以降に変更されたレコードのみを検出し、取得することを可能にします。さらには「リバース ETL」機能があり、データをデータウェアハウスからサードパーティの専門システムに移動させることができます。
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