2022年6月現在、Snowflakeは、2021年度Fortune 500の241社を含む5,900社以上の顧客を獲得していることを明らかにし、世界で最も人気のあるクラウド型データウェアハウスの1つとなっています。つまり、このプラットフォームは、企業に出入りするすべてのデータのSSOT(single source of truth)を提供し、そのデータをBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで実行し、ディープなデータ分析を可能にしています。市場には、Amazon (AWS) Redshift、Microsoft Azure、Google BigQueryなど多くのデータウェアハウスがある中で、なぜSnowflakeが多くの企業で使われるのでしょうか?
ここでは、Snowflakeの利用メリットと、このウェアハウスにデータソースを簡単に接続できるIntegrate.ioの仕組みについてご紹介します。
Snowflakeとは
Snowflakeは、データベースの保存、データ処理、分析を可能にするデータウェアハウスです。開発者は、既存のデータベースやHadoopなどのソフトウェアプログラム上にプラットフォームを構築するのではなく、SQLクエリーエンジンとクラウド用に作成されたアーキテクチャを組み合わせたものにしたのです。
では、なぜSnowflakeを使うのでしょうか?
データウェアハウスは、企業内に存在するデータベース、リレーショナルデータベース、トランザクションデータベース、CRMシステム、ERPシステム、SaaSツール、および 他のデータプラットフォームなど「サイロ化された」状態を取り除くことができるからです。データを一元管理することで、効果的なデータ分析を可能にします。
一方で、Snowflakeプラットフォームへのデータの移動は大変です。Integrate.ioのような革新的なソフトウェアは、ライブ、標準化、および文書化されたREST APIを速く簡単に作成することにより、データウェアハウスに代わるものを提供します。
価格設定
Snowflakeは、プラットフォームに移動したデータの量に応じて支払う、従量課金モデルを採用しています。データ管理のニーズにもよりますが、一般的に従量課金モデルは高額になる傾向があります。しかし、Snowflakeでは、プラットフォーム上でクエリを実行しないときにクラスタを一時停止し、クエリを再び実行するときにクラスタを再開することで、コスト節約を実現できます。
使いやすさ
Oracleなどのデータウェアハウスとは違って、Snowflakeは、すべての修正、アップグレード、セキュリティパッチをウェアハウスのクラウドインフラに自動的に適用するため、お金のかかるデータベース管理者は必要ありません。また、同時実行、インデックス作成、ファイルサイズ、圧縮、メタデータ、構造、パーティショニング、およびその他のデータ管理タスクもこのプラットフォームで処理されます。
特徴
ここでは、Snowflakeの特徴についてご紹介します:
- Snowflakeにはクエリのパフォーマンスを自動的に最適化する機能が統合されており、高度なコーディングの知識がなくてもデータの照会が可能
- ストレージレイヤーは、コンピュートリソースから独立している
- Snowflakeのクラウドアーキテクチャは弾力性に富んでいるため、ウェアハウスを拡張し、追加のコンピュータリソースの恩恵を受けることができる
- 構造化データも半構造化データも、固定的なリレーショナルスキーマに変換することなく同時に分析に使用するでき、Snowflakeがスキーマを処理
データの安全性
Snowflakeには、データの暗号化、IPブロックリスト、多要素認証、アクセス制御、PCI DSS(クレジットカード業界の情報セキュリティ基準)などのデータセキュリティ基準への準拠などのセキュリティ機能があります。また、このプラットフォームはSOC (Security Operation Center)Type II 認証を取得しており、HIPAA(デジタル化した医療情報に関するプライバシー保護・セキュリティ確保について定めた米国の法律)データガバナンスのフレームワークに準拠する必要がある企業向けに、PHI(保護対象保健情報)データをサポートしています。また、ユーザーはデータスチュワードシップとデータ品質ワークフローを管理し、GDP(一般データ保護規則)へのコンプライアンスの確保ができます。
Snowflakeへのデータ移行には多くのプログラミングとデータエンジニアリングの経験が必要であり、多くの企業にとって、データ統合は現在進行系の問題になっています。ところが、ここでIntegrate.ioを使えば、わずか5分でSnowflake用のREST APIの作成ができます。
Snowflakeデータウェアハウスのユーザーの声
Snowflakeを企業で使用する理由は何でしょうか?テクノロジーレビュープラットフォームであるG2.comにおいて、現在平均4.5/5のユーザースコアを獲得しており、リアルタイムデータ分析用のクラウドデータウェアハウスとしてトップクラスの評価を受けています。
以下は、Snowflakeのデータウェアハウスソリューションについてのユーザーの声です:
- 「Snowflakeのパワーと機能、そして美しいユーザーインターフェースが気に入っています。SQLをはじめとするデータベースとしてだけでなく、共有やアクセスコントロールのための機能も充実しています。」
- 「Snowflakeは、初期費用をかけすぎず、小さく始めて早く成長する機会を与えてくれます。大規模なデータセットの分析を提供する我々の能力を完全に変えてくれました。」
- 「SnowflakeはUIがとてもきれいで、使い方がシンプルです。1週間ほどいじってるうちに、このツールでほとんどの機能がどのように機能するのか理解できたので、とても時間が節約できました。」
Snowflakeへのデータ移行の前に知っておくべきこと
Snowflakeは分析用の強力なデータウェアハウスですが、データセットをプラットフォームに移動する際、高度なデータエンジニアリングのスキルやリソースが必要です。これらがない場合、厄介な作業になることがあります。このプロセスには通常、ETL(抽出、変換、格納)と呼ばれるものが含まれ、ユーザーはソースからデータを抽出し、そのデータを分析に適した形式に変換し、Snowflakeにデータを格納する必要があります。
ETLや、ELT(抽出、格納、変換)などのデータ統合技術には、高度なスキルが必要です。Snowflakeとデータを統合したい企業は、通常、複雑なビッグデータパイプラインを構築し、Snowflakeで使用されるプログラミング言語であるSQLを習得しなければいけません。そこでIntegrate.ioの出番です。Integrate.ioは、標準化されたREST APIを使用してデータをSnowflakeに接続することで、こういった問題を解決することができます。必要なのはSnowflakeの認証情報だけで、あとはオープンソースのIntegrate.ioが引き受けます。
Integrate.io <> Snowflake : 組み合わせ
Snowflakeの利点は、統合された自動クエリパフォーマンス、スキーマ管理、スケーラビリティの向上、データセキュリティの強化などの機能を備えていることです。また、このプラットフォームでは、クエリを実行していないときはクラスタを一時停止することができるため、コスト削減の可能性が期待できます。最終的にSnowflakeで、企業内のデータを一元管理、ビジネスに不可欠な情報のパターンと傾向の特定、意思決定の改善が可能になります。
Integrate.ioのAPI管理サービスは、オープンソースツールでSnowflake REST APIを作成します。使用によって、OpenAPIドキュメントを生成し、キーでAPIを保護するため、データ統合がこれまで以上に簡単になります。
14日間無料トライアル、デモ、ご相談は、こちらのリンクより初回カウンセリングをご予約頂けますと幸いです。後ほど、弊社担当者よりご連絡させて頂きます。